『資本論』学習会 第13章、第5節「労働者と機械との闘争」を学ぶ


7月26日(木)「アイセル21」にて『資本論』学習会を開きました。第13章の第5節を読み合わせとポイント説明を行い討論に入りました。
討論では「イギリス綿業における、アメリカ南北戦争にもとづく機械の諸改良の成果と言っているが?」「この時期、イギリスでは338の綿工場が倒産したが、より少数の資本家の手に資本が集中した。また機械はの総数は2万7千台減少したが、一方機械の改良により生産物は増加した。労働者は5万5百人減少した。恐慌と機械の改良で労働者は窮乏に陥れられた事を言っているのでは」「現代の日本でも、73年オイルショックの時、清水の日立工場では、全国に300人の労働者を出したが、その間機械を新しくし、一人で一台の機械を担当していたが、新しい機械は一人で二~三台操作できるようになった。それを9ヶ月で行い、全国から帰ってきた労働者は働く場を失ってしまった。マルクスの時期と同じ事が起きた」「機械が資本主義的に利用されると労働者のストライキを打倒する力があるとは?」「マニュファクチャ時代は、手工業で生産は技能を持った労働者に依存していたが、機械化により誰にでも出来る労働になる事、労働が機械に置き換わる事ではないか」などと話合いました。
◇次回は、8月9日(木)午後6時30分より、会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、第6節「機械によって駆逐される労働者にかんする補償説」の読み合わせと討論。持ち物は、新日本新書版『資本論』第三分冊です。

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