現代社会と社会変革―第7章20世紀の人類史的変化を土台に21世紀の社会変革の推進を‼

2月1日アイセル21において、勤労者通信大学基礎理論コーススクーリングの第8回学習会が開催されました。今回の出席者は7名でした。

 今回は、第3部 たたかいと社会進歩 第7章 現代社会と社会変革 です。講義の冒頭、「20世紀の人類史的変化」をざっと見るために、2ページの画像を集めた資料を見ての説明がありました。その後、レジメにそってテキストの内容についての説明がされました。今回も60ページにおよぶ広範囲であったため、用意されたチューターの大変さが分かりました。お疲れ様でした。
以下は、質疑討論の一部です。

 〇資料の写真でアイスランドがジェンダー平等で 一位になっていると、1975年のストライキ、9割 の女性が参加したとのこと。労働者だけでなく、専業主婦、商人も参加したと思う。(目的が)賃金格差と性別役割分担で、と言ったと思いますが、それで凄いことになっている。

 〇アイスランドは人口が34万人ぐらいで、静岡市より少ない国です。だから10万人ぐらいは参加しているのではないか。

 〇リーマンショックの時に、男が儲けを追求したがために、あのようなことになったと、マイケルムーアの映画でやっていた。

 〇リーマンの金融債権を国は買って破綻したが、女性経営の会社は買わなかったので、生き残った経験があった。

 〇現代における支配方法について、2つの方法があるといているが、もう一つあると思う。学術会議の会員の任命拒否問題があった。あれはあの人たちの思想が気に入らない、ということで排除した。また、盗聴法がつくられ国家にとってき危険な個人の取り締まりをする。これが、もう一つ国民を支配する方法としてあるのではないかと思うデジタル庁ができたが、あれは個人情報を集め 。
て監視していこうとするものだ。

 〇マイナンバーで紐づけされるのも入るのか。

 〇そうです。今は未だが、いずれ個人の資産を全部つかむ。社会保障、徴税などでも使うことになるだろう。

 〇これまでも国家の組織が、政治家だけでなく、文化人でも批判的な人を調査監視している。

 〇「20世紀の人類史的変化」の中に、ロシア革命が載っていない。人類史の積極面の変化ではないのか。

〇国際的にも、日本の歴史にもロシア革命は大きな影響を与えている。民族自決権、社会保障制度、8時間労働制だとか。同時に誤りもあり二面があることで扱いにくいのか。

  〇「福祉国家」から「新自由主義」路線へとあり、内容も「福祉国家」がみんな「新自由主義」になったわけではないので、290ページの記述がちょっと雑ではないか。

  〇フランス・ドイツは「福祉国家」を堅持している。ただ、  スペイン、緊縮に反対して1000万労働者がゼネスト雇用の流動化・労働法改悪などレベルな差はあるが、「新自由主義」的改革はやられているが、「福祉国家」解体のレベルではない。

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