大切な生活の中での「選ぶ」こと、つくる・買うにも困難な社会


(『学習の友』静岡支部学習会)

今回の最初の読み合わせ記事は、岡山県学習協の長久啓太氏の「生活のゆとりと人間らしさ」(連載)第一回「生活する、ということ」です。日常生活での「選ぶ」という行為は、人のオリジナリティーをつくる「かけがえのないもの」であると言います。しかし、今の社会の中でそれはそう簡単ではない。生活に必要な物、「商品」を買う比重が高まっているがお金なしには買うことができない。現代社会では「選ぶ自由そのものがなくなる」、「ゆとりがないため『つくる』『生み出す』ということができなくなっている」と言います。次回「ゆとり」について考えます。

次に布施恵輔全労連国際局長の「インド・マルチスズキで非正規労働者の集会を弾圧」をやりました。浜松の自動車会社スズキのインドにある子会社「インド・マルチスズキ社」は、2012年マルチスズキ労働組合をはじめとする自主的労働者のたたかいを暴力で弾圧しました。労組に組織した非正規労働者の賃上げ要求に会社は応じず、工場内で経営者に雇われた暴漢と警察が労働者を襲い、多くの労働者が逮捕・投獄・解雇され現在に至っています。静岡では「支援連帯する会」が結成され、一層の連帯の強化を図っています。

勤通大「憲法コース」学習会始まる


11月5日(木)清水区役所にて静岡市労連の受講生による、勤労者通信大学「憲法コース」の学習会が始まりました。参加者はチューターを含め4人でした。最初に各人から自己紹介をしました。年代は、30代、40代、50代、60代と1人ずつでした。学習会の持ち方も、みんなで相談して決めました。毎月2回、テーマを決めて話し合う形式で行うことになりました。