第2回「『資本論』第1部学習会」24日に開く


「静岡市『資本論』を学ぶ会」は、11月24日(木)『資本論』第1部学習会の第2回目を「アイセル21」にて開きました。この冬一番の寒さの中8名が参加しました。(写真)
読み合わせ学習としては、最初になりました。『資本論』の序言、あと書き〔第2版への〕、フランス語版への序言とあと書きを約1時間で読み合わせをおこないました。その後、パワーポイントを使用してのポイント説明をおこない、討論に入りました。討論の中では、序言の中に「経済学の領域では、自由な科学的研究は、他のすべての領域におけるのと同じ敵に出会うだけではない。経済学が取り扱う素材の固有の性質が、自由な科学的研究にたいして、人間の胸中のもっともいと激しくもっとも狭小でもっとも厭うべき情念を、私的利害というフリァイ〔復讐の女神〕を、戦場に呼び寄せる」。とあるがどのような意味か、など幾つかの質問や意見がだされ話し合いとなりました。
◇次回は、12月8日(木)午後6時30分から8時30分まで、「アイセル21」第12集会室にて開きます。内容は、第3版へ、編集者の序言、第4版への読み合わせ、ポイント説明、討論です。

パワハラは許さないために、たたかう労働組合を働く者の中に!


今回の11月号の学習会は、吉田豊愛知県学習協会長の「ハラスメントを生み出すゆがんだ経済」をまず読合せしました。職場におけるパワハラ・イジメには、それを合理化できる理由などはないと断言します。人はそれぞれ自分らしさ(個性)のある個人としての尊厳を持ち「みんなちがって、みんないい」のです。パワハラは、どんな場合でも人権侵害で許されません。ブッラク企業などでは、戦略的にパワハラ・差別などイジメが行われています。ハラスメントは会社のブラック度を示す指標です。会社内のイジメは個人的なものではなく、雇用者・管理者はそれをなくす責任があります。そうでないと、イジメがいつの間にか「会社の文化」になってしまい、職場の人間関係がズタズタにされ、「恐怖」が支配するようになる。また、「よくあること」と見過ごされ会社が不健康になっていきます。職場や労働者の近くに、たたかう労働組合や語り学びあう集団があれば、パワハラを許さない職場をつくることができます。私達は、被害を受けている人の訴えをていねいに聞き取り、私達の運動で働くルールを確立していきましょうと訴えます。

次に、島田渡弁護士の「パワハラとどう闘うか」を読合わせしました。この中で、パワハラをどう証明するのかとして、最も有効なのが録音すること。メモも有効と言います。討議で現在は一日フルに録音できる安価な機材があると知りました。

「『資本論』第 1 部学習会」ガイダンス 10 名の参加で開く


img_02300

「静岡市『資本論』を学ぶ会」が主催する『資本論』第 1 部学習会ガイダンスを 11 月10日(木)静岡市葵区にある「アイセル 21」にて午後 6時 30 分から開き、10 名が参加しました。 (写真は、「経済学批判の序言」を読み合わせる参加者)
参加者は 88 歳の人から現役労働者、組合役員、自営業者など多彩な人々が参加し、主催者からの学習会の進め方説明の後、自己紹介を 1 時間近くかけておこないました。
休憩のあと、マルクスが書いた「『経済学批判』への序説」を読み合わせしました。読み合わせ後参加者から「『大づかみにいって、アジア的、古代的、封建的および近代ブルジョア的生産様式』」とあるいが、この『アジア的』とはどのような社会の事を言っているのか」、「マルクスは『経済学批判』を出版したが、その後構想が変わり『経済学批判』の続きは書かずに『資本論』を出版したが、それはどのよう経緯か」と二つの疑問が出され若干話し合いました。
◆次回は、11月24日(木)午後6時30分より、静岡市葵区にある「アイセル21」43集会室にて行います。内容は、『資本論』第1部、序言、第2版へのあと書き、フランス語版へのあと書きを読み合、ポイント説明、討論です。