「日本と世界の近現代史」第7回学習会・夜の部開く 「東北アジアと日本-戦前の帝国主義支配が遺したもの」を学習する


第7回学習会・夜の部を9日に開き「東北アジアと日本―戦前の帝国主義支配が遺したもの」を読み合わせ、意見交換を行いました。

 意見交換では、「今日学習した『戦前の帝国主義支配が遺したもの』で指摘されている韓国、北朝鮮、中国、沖縄は、今問題となっている韓国との徴用工問題、北朝鮮との国交問題をはじめとした様々な問題、中国との関係、沖縄での辺野古への米軍基地建設問題など、全ての問題の背景に安倍政権をはじめとする戦前の日本の侵略戦争を肯定する勢力、それは同時にアメリカへの追随勢力の問題があると思う。日本では本当の意味で戦前の侵略が反省されておらず、それが今日の外交問題に大きな影を落としている」「今日の日本と韓国との問題は、歴史認識に根ざした問題であり、この問題を根本的に解決するためには、安倍政権を倒し、歴史問題に正面から向き合う政権を作らなければ真の解決はないと思う」「韓国との問題は、安倍内閣の強みではなく、国際社会と真面に向き合う事ができない安倍内閣の弱点とも矛盾となり、安倍政権を追い詰めていく事になるのではないか」「本文で『中国の社会主義工業化は、中国経済社会の伝統的地域分権構造に基づく地域自給・産業ワンセット主義思考』という指摘があるが、どのような事か、中国では『可能なかぎり食糧と鉄鋼を軸としたワンセット産業基盤をもつ自立的な地域経済の形成を望ましいモデルと見なしてきた』と言う事ではないか」など意見が出ました。

◆次回は、日時9月13日(金)午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、「はじめに」と序章「資本主義発達史の年表を作成する」。持ち物は、「『資本論』を読むための年表」(友寄英隆)です。

「日本と世界の近現代史」第7回学習会・昼の部開く 「東北アジアと日本-戦前の帝国主義支配が遺したもの」を学習する


第7回学習会を8月9日に開き「東北アジアと日本ー戦前の帝国主義支配が遺したもの」を読み合わせし討論を行いました。

 討論では、「最近の徴用工を巡る日本と韓国との問題は、この間学習をしてきた日清戦争、日露戦争、そして韓国併合と続く日本の韓国への侵略の事実をしっかりと見ればその解決方法は、韓国国民の要求を解決する方向で決着する問題だと思う。また、多くの国民がこの日本と韓国の歴史を知れば、この方向が多数の世論になると思う。安部首相の『韓国併合』は国同士の取り決めである。というような見方は決して歴史の事実を踏まえたものではないと思う」「琉球処分について『明治政府は軍隊を派遣して首里城を占領、琉球藩を廃止し、国王の東京居住を命じた。琉球は併合され、国民国家日本の一部、沖縄県となった』第一次の琉球処分。戦後は日本は『米国からの独立をする引き換えに、私ども琉球・沖縄を米軍の施政権下に差し出した』サンフランシスコ講和条約による第二の琉球処分。米軍統治に対する抵抗は、平和憲法が施行されている『本土への復帰』を通じて、『基地のない平和な沖縄』を建設するという運動に集約されたが、それを裏切る沖縄返還協定の締結による第三の琉球処分。この指摘は、沖縄の側から見れば、妥当な見方であると思う。このように沖縄を見る視点を歴史的に捉える事により現在の沖縄がおかれている現状を正しく見る事が出来るのではないか」「日本はアメリカの言うなりになるのか。安倍政権を支える日本の反動層、日本会議などの右派勢力の背後に戦前の戦争を推進した『戦犯勢力』が日本の政界にいまだに影響力を持っている事がある。ドイツでは戦犯への裁きを政界だけでなく経済界も含めてドイツ自身が行っている。これに対し日本は東京裁判での連合国による裁きだけで、日本国自身は行っていない」「今日学習した戦前の負の遺産の問題は、今の日本では依然と克服しなければならない事だと思う」など意見が出ました。

◆次回は、日時9月13日(金)午後1時30分~4時。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、「はじめに」と序章「資本主義発達史の年表を作成する」。持ち物は、「『資本論』を読むための年表」(友寄英隆)です。

『資本論』第1部学習会 第23章、第5節「資本主義的蓄積の一般法則の例証」e 大ブリテンの農業プロレタリアートを学習する


8月8日(木)第61回『資本論』学習会を開き、第23章第5節e大ブリテンの農業プロレタリアートを読み合わせ討議しました。

 討論では「本文で『資本主義的生産および蓄積の敵対的性格が、イギリスの農業(牧畜を含む)の進歩とイギリス農村労働者の退歩とに示されていめほど、残忍に実証されているところはどこにもない。彼らの現状に移るまえにざっと回顧しておこう』と書いて有るがどのような事か」「イギリスの農業は資本家が土地を地主から借り労働者雇い生産をしている。そのため農業労働者は激しく搾取された。その実例は本文で詳しく紹介されている」「一七七一年の農村労働者にかんする報告を見ると、当時の農村労働者は『豊かに生活し富を蓄積することができた』一四世紀末の農村労働者と比較しても、きわめてみじめな役割を演じていると紹介されている」「本文で『イングランドの東部では、この悪循環のみごとな成果ーいわゆる労働隊制度ーがさかんに行われている』と書かれているが、これは今日の日本で言えば派遣会社で働いている労働者の事だと思う」「本文で、当時の農村労働者の衛生環境の酷さが紹介されている時に『日本では生活諸条件の循環はもっと清潔に行われている』と日本の江戸時代の事が紹介されている」などの意見が出ました。

◆次回は、日時は、8月22日(木)午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、第5節「資本主義的蓄積の一般法則の例証」fアイルランド。持ち物は、新日本新書版『資本論』第4分冊。

『資本論』第一部学習会 第23章「資本主義的蓄積の一般法則」の第5節のb c d読み合わせ討論する


7月25日(木)第60回『資本論』学習会を開き、第23章、第5節bcdを読み合わせし後討論に入りました。

 討論では「本文の中で『『飢饉病を避けるには』平均的女子一人一日の食物は少なくとも3900グレーンの炭素と180グレーンの窒素とを』と言っているが具体的にはどのような事か」「炭素は穀物や澱粉などの炭水化物、窒素は肉などの蛋白質の事を言っているのだと思う。本文には良質小麦パンやベーコンなとが出てくる」「今日読んだ工業労働者階級の薄給層、移動民、労働者階級中の最高給部分が取り上げられているが、何故このような構成になったのか」「前のaで『本書にも限界があるので、ここではとりわけ工業プロレタリアートと農業労働者との最薄給部分、すなわち労働者階級の大多数の者を考慮にとどめなければならない』と言っているのでこのような構成になったのでは」「本文で『一八六六年五月におけるその勃発は、ロンドンの一大銀行の破産が導火線となり、すぐ続いて無数の金融泡沫会社の倒産が起こった』と言っているが、具体的にはどのような事か」「この恐慌は、アメリカの南北戦争の影響でアメリカからの綿花の輸入が激減した事、プロイセン・オーストリア戦争にも影響された恐慌。イギリスの最大の信用機関であったオーバーレンド・ガーニー・カンパニーの破産が起こった事を言っていると思う」などの意見が出ました。

◆次回は、8月8日(木)午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、第23章「資本主義的蓄積の一般法則」第5節、eの読み合わせと討論。持ち物は、新日本新書版『資本論』第4分冊。

第32回現代経済学習会 「すすむ法人税の『空洞化』、あるべき税源」を読み合わせ、意見交換をする


7月16日(火)「現代経済学習会」を「アイセル21」で開き、『経済』7月号の「すすむ法人税の『空洞化』あるべき税源」を読み合わせ、意見交換を行いました。

 討論では、「企業の収益構造の変化として、受取配当を指摘しているが本文で、「2004年ころから急激に減税効果か増加している」との指摘がある。日立の清水工場も2000年に子会社となり、利益は全部本社に『受取配当』として移動した。それまで課税されていたがこの事により減税される事になった」「今回の分析の結果として『大企業では『景気後退』の影響がほとんどなく減収の要因はほとんどが減税や収益構造の変化で説明されているのに対して、中小・中堅企業では『景気後退』の影響をもろに受けていると言う事である。このように大企業と中小企業とでは、法人税減収の要因に大きな違いがある』との指摘に改めて驚いている」「本文で特別損失の事を触れ不動産や株価の事を指摘しているが、リストラ費用もあるのではないか。この事により利益を小さく見せる効果がる」「本文で中小企業の場合…景気悪化で経営が苦しくなった分を税率引き下げによる負担軽減で、何とか補っているという面もある。と指摘があり、総選挙での共産党の『財源提案』は、現実も踏まえての具体化だった」など意見が出ました。

◆次回は、日時は、8月20日(火)午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、「武力によらない安全保障は可能だ」読み合わせと討論。持ち物は、『経済』誌 2019年8月号。

「日本と世界の近現代史」学習会・夜の部開く 「戦後変革と日本資本主義」を読み合わせ、意見交換する


第6回学習会・夜の部を12日に開き「戦後変革と日本資本主義」を読み合わせ、意見交換を行いました。

 意見交換では、「本文で『政治で動かせない経済の底地からと、政治で変えられる社会との激突こそ現実で、戦後変革も高度成長もその良い例だ』と言っているが、経済の動きは政治では動かすことのできないものという意味ではないか」「経済の法則は政治で動かす事はでいない。景気循環などはその良い例ではないか。しかし、戦後の高度成長を実現させたのは、戦後変革という政治の大きな力ではないか。本文でも『この『高度成長』を可能にしたまが外ならぬ『戦後変革』期の『非軍事』『民主化』であり、法制的には『大日本帝国憲法』体制と置換された『日本国憲法』の国民主権。人権確保・平和主義の原則だった』と述べているのはそのことを指している」「高度成長は、国民の生活を一定豊かにしたが、ヨーロツパなどと比較すると労働時間や労働者の権利、福祉制度など多くの問題点を同時に抱えていたのではないか」「ヨーロッパでも60年代は経済の高度成長が実現した。その点では日本と同じだが、日本とヨーロッパでは社会発展の到達という点では大きく違うのでは、例えば労働運動では日本は企業別組合が主流だがヨーロツパは産業別が主流で、組合の力が大きい。また日本は、労働運動が高揚した時期に『レッドパージ』攻撃が行われ、戦う労働組合へ弾圧が行われた」など意見が出ました。

◆次回は、日時は、8月9日(金)午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、「東北アジアと日本-戦前の帝国主義支配が遺したもの」読み合わせと意見交換。持ち物は、『経済』11月号。

「日本と世界の近現代史」学習会・昼の部開く 「戦後変革と日本資本主義」を読み合わせ、意見交換する


第6回学習会を7月12日に開き「戦後変革と日本資本主義」を読み合わせと討論を行いました。

 討論では「『戦後変革』の中でロバート・A・フィアリーが『戦後日本の経済的考察』を書き、その後の経済民主化政策の方向を示した事が紹介されているが、占領軍の中には、民主化政策を推進する民政局と保守派の参謀二部との対立もあったと思うが、その事には触れられていない」「『高度成長』のところで、『近現代日本の歴史の中で、軍事の力でも政治の力でもない、経済自体の力で社会と文化の姿を変えたこの時期が初めてであろう』と指摘があるが、高度成長を可能にしたのは戦後の変革、憲法九条で軍隊を禁止し、国の力を経済成長の方向に振り向ける事ができたことが大きな要因だと思う。今再び憲法九条を変え『富国強兵』を目指す動きがあるが、この動きの危険性は、戦前の侵略主義の再来であり、戦後日本が経済的豊かになった道の否定でもある。「本文に『米ソの冷戦開始と占領政策転換により、日本経済復興最優先に変化した』との指摘があるが、これはどのような事か」「朝鮮戦争は、日本に特需をもたらしたとの指摘がある占領当初は、日本が再び兵器を作り出すような産業は押さえる政策が行われたが、冷戦により日本に米軍基地の確保だけではなく、戦争を支える産業、兵器の修理や製造を行えるようにする占領政策の転換の事ではないかと思う」「『高度成長』から減速・停滞期へ以降は、石油危機、ドル危機など高度成長を支えた国際的な環境の変化もあるが、この時期「高度成長」ではなく、安定成長に日本経済を移行させる事は政府の政策によって可能であったと思う。『戦後の景気循環』のグラフで明らかなように、製造業の利益率は九%から三%に低下している。そのため利益を確保するための経費削減が企業の戦略になり、労働時間の延長、労働強化、賃金の引き下げなど今日つながる労働者への攻撃が開始されたのではないかと思う」などの意見が出ました。

◆次回は、日時は、8月9日(金)午後1時30分~4時。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、「東北アジアと日本-戦前の帝国主義支配が遺したもの」読み合わせと意見交換。持ち物は、『経済』11月号

第59回『資本論』学習会 第23章「資本の蓄積の一般法則」第4節、第5節のaを学習する


6月27日(木)「アイセル21」にて『資本論』学習会を開きました。第23章、第4節「相対的過剰人口のさまざまな実在形態。資本主義的蓄積の一般法則」と第5節のaを読み合わせしポイント説明を行い討論に入りました。この部分は、『資本論』第1巻の結論部分と言って良いところです。

 討論では、「本文で『相対的過剰人口』と『産業予備軍』という言葉が使われているがこの違いは」「第3節の表題が『相対的過剰人口または産業予備軍の累進的生産』と言うようになっているので同じ意味で使われている」「相対的過剰人口と産業予備軍とは同じ意味で使われているが、違いもある。それは、相対的過剰人口の方は、資本主義の発展に伴い労働者人口の増加よりも資本が必要とする労働者が相対的に減少し、それにより失業状態の労働者が多くなる事に対して、産業予備軍は、資本主義が経済循環を伴いながら発展していくのに必要な条件としての意味で使っている」「同じ意味で使用されているので、資本主義の発展に伴い作られてきた事と資本主義の発展にとって必要な存在である事は間違いないが、これと言葉の使い分けは関係がない」「本文の中に『受救貧民は、資本主義的生産の空費に属するが、しかし資本は、その大部分を自分の肩から労働者および下層中間階級の肩に転嫁する』の部分は、今日の社会保障の財源は消費税で賄うという事と同じだ」など話合いました。

◇次回は、7月25日(木)午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、第23章「資本主義的蓄積の一般法則」第5節、b、c、dです。持ち物は、新日本新書版『資本論』第4分冊。

現代経済学習会 『経済』6月号「〔座談会〕多国籍企業の展開をどう見るか」を読み合わせ、意見交換する


6月18日(火)「現代経済学習会」を「アイセル21」で開き「多国籍企業の展開をどう見るか」を読み合わせ、意見交換を行いました。

 討論では、「『中国のデジタル経済の発展とBATH』とあるように中国のデジタル多国籍企業が米中貿易摩擦の焦点になっていると指摘しているが、このような中国経済の発展を多くの日本人が認識しているのか」「日本では、中国国内の様々な問題点が報道され、中国は遅れた国という意識が作られている」「グーグルなどによって『ネットワークシステムがつくりあげられると、自動車企業はもう手も足も出ないことになる』との指摘があるが、日本経済の屋台骨となっているトヨタ自動車も『移動サービス業』への転換を図っている。GAFAなどへの規制が必要ではないか」「今回の特集を読んで、多国籍企業と世界経済の現状認識を新たにした。今後の動向が日本経済にも大きな影響を与えると思う」「『価値を生む源泉が『知識』もシフトしてきている』との指摘がある」「価値はあくまでも生産労働によって作られ、この価値を多国籍企業が多くを奪っている」「マルクスの『経済学批判要綱』での『労働時間は富の尺度であることをやめざるをえない』との言葉を引用している。論者によって様々な意見がある」などの意見が出ました。

◇次回は、日時は、7月16日(火) 午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、「すすむ法人税の『空洞化』、あるべき税源」読み合わせと討論。持ち物は、『経済』誌 2019年7月号。

「日本と世界の近現代史」第5回学習会・夜の部開く「『15年戦争』と日本資本主義(下)」を学習する


第5回学習会・夜の部を14日に開き「『15年戦争』と日本資本主義(下)」を読み合わせ、意見交換を行いました。

 意見交換では、「太平洋戦争期の日本軍部の戦争行動を支える経済能力を戦後の資料や当時の商工官僚の保存していた資料から『物資動員計画の実態と限界性などは、この日本の戦時体制の弱点を明確にして余りあった』と言って、具体的な数字を上げているか、このように戦争推進は、経済的には無理である事が明らかの中で、何故日本は戦争に突入したのか」「やはり天皇の意志があったと思う。それは『まず最高位にあるものとして、そもそも戦端を切り開いたときに既に厳しい状況を知っていたので、逐一戦局に一喜一憂することが、部下に如何なる影響を及ぼすか考慮すべきだつただろう。戦勝に大喜びし、敗北に起死回生を期するのでは、全局を掌握している人物として、資源供給などでの危機を熟知していたといえるので、冷静な目が必要であったろう。『軍部の横暴』は天皇のこの一つ一つの言動を背景にしたといって充分であろう』と言っている」「1943年の状況として『銃後はなかなか決戦態勢にならない。闇取引を盛なやうだ。老人婦女子の間には非戦論も聞かぬではない』という入江の日記を紹介している」「国民生活も困難になり、闇取引の事も書かれている。戦争美化の宣伝の中でも戦争に非協力的な動きが出てきている。当時の国民の気持ちを反映しているのでは」などの意見が出ました。

◆次回は、日時は、7月12日(金)午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第22集会室。内容は、「戦後変革と日本資本主義」。持ち物は、2018年『経済』11月号(新日本出版社発行)。