「日本と世界の近現代史」第11回学習会・夜の部開く 「『資本論』を読むための年表」、第1章「世界の資本主義の生成と発展の歴史」の10節~12節を学び意見交換する。


第11回学習会・夜の部を10日に開き「『資本論』を読むための年表」第1章の第10節から第12節を読み合わせ、意見交換を行いました。

 意見交換では、「『資本主義の発展と文化・思想』では資本主義の発展、生産方法との関係で語られている。『世界の資本主義の生成と発展』表の美術の欄ではミレーは写実主義であり、印象派ではマネやモネが紹介されている。ミレーの『晩鐘』は絵全体が暗い。しかし印象派のマネ『草上の昼食』などを見ると明るい。これは画材進歩との関係がある。写実主義の時代の絵具は外に運び出す事が出来なかったが、印象派は外で絵を描く事ができた。絵具がチューブに入り、外に持ち出す事が出来るようになり、太陽の下で絵を描く事が出来るようになった。この事と関係がある」「マルクスは、『資本論』で当時の労働者の状態を書いているが、その内容は、今日の日本そのもそのである。資本主義では何故労働者の暮らしは良くならないのか」「引用されている文章は『資本主義的蓄積の一般的法則』の所だが書かれている事は、資本主義経済は、構造そのものが格差を作り出し、資本主義の変革を提起している」「日本とヨーロツパを比較すると、日本では資本への規制が弱く労働者の生活は資本の搾取と抑圧にさらされている。ヨーロツパでは国家が資本の搾取、抑圧に規制をかけている。週35時間労働、福祉充実などにより良い生活が出来る」など意見が出ました。

◆次回は、2月14日(金)午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、「世界の資本主義の生成と発展の歴史」の13、14、15、補足の読み合わせ意見交換。持ち物は、「『資本論』を読むための年表」

「日本と世界の近現代史」第11回学習会・昼の部開く 「『資本論』を読むための年表」、第1章「世界の資本主義の生成と発展の歴史」の10節~12節を学び意見交換する。


第11回学習会を1月10日に開き「『資本論』を読むための年表」の第1章「世界の資本主義の生成と発展の歴史」の10節から12節を読み合わせ、意見交換を行いました。

 討論では、「工場法の所で、マルクスは『労働日の制限は、それなしには、いっそうすすんだ改善や解放の試みがすべて失敗に終わらざるをえない』と言っているが、60年代70年代の労働組合では、労働者を中心とした文化・スポーツ活動にも積極的に取り組んできた。今は労働者が自由になる時間が少ない。組合活動を進めて行くためにも労働時間の短縮、生活が出来る賃金への引き上げなどが大切になつている」「資本蓄積の所で、『資本によって徴用された家庭の母は多かれ少なかれ代わりの人を雇わなければならない。…したがって家事労働の支出の減少には、貨幣支出の増大が対応することになる。それゆえ労働者家族の生活費が増大して、収入の増大を帳消しにする』と言っている。これは現代日本社会の事を言っている。夫婦共働きで収入が増えても家族の支出が増えていくため実質的収入増にはなっていない」「44ページに、マルクスは、『弁証法はヘーゲルにあっては逆立ちしている。…それをひっくり返さなければならない』と言っているがどの様な事か」「ヘーゲルの弁証法は、観念論の立場の弁証法で、観念、意識が弁証法的に運動・発展し、自然や社会はその観念・意識が生み出したものとみていた。マルクスは、この観念論弁証法をひっくり返し、唯物論弁証法作り上げた。自然や社会は弁証法的に運動し発展している。人間の観念や意識は、その客観的な世界が反映して作られたものと見ていた」「昨年イギリスに旅行した。マンチェスターは産業革命発生の地で、多くの労働者が生活をしていた。『資本論』でも書かれているように、労働者は工場法を闘い取り労働時間の短縮を実現した。自由になった時間を使い労働者はサッカーを始め、マンチェスターはサッカーの街となった」などの意見が出ました。

◆次回は、2月14日(金)午後1時30分~4時。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、「世界の資本主義の生成と発展の歴史」の13、14、15、補足の読み合わせ意見交換。持ち物は、「『資本論』を読むための年表」

2020年第1回『資本論』学習会開く 『資本論』を学習する意義、初版の序言、第2版へあと書きなどを学習する


1月9日(木)2020年1月から12月までの1年間、全24回の計画で開く『資本論』学習会の第1回目を開きました。テキストは、新版『資本論』又は、新書版『資本論』です。最初に学習会の進め方について提案があり、その後参加者が自己紹介を行いました。今回の学習会は『資本論』を読むことを援助するのが目的です。その後『資本論』学習の意義、序言について報告し意見交換に入りました。

 討論では「説明があったが、難しい文書の紹介もあり『資本論』も難しい。学習する必要は何処にあるのか」「マルクスは『そこで心配になるのは、いつでもせっかちに結論に達しようとし、一般的原則と自分が熱中している直接的問題との連関を知りたがるフランスの読者が、はじめから先に進むことができないので、うんざりはしないかということです』と言っている」「『資本論』は、商品、貨幣、資本、剰余価値などの概念を確立し、それを使い分析的、弁証法的方法で書いているので難しい。これを学ぶ事は複雑な今日の世界を根本から掴むために必要ではないか」「新版『資本論』29ページから長い引用文があるこれは何か」「ロシアで出たカウフマンの『カール・マルクスの経済学批判の見地』という論文からの引用で、この論文は『もっぱら『資本論』の方法を取り扱った一論文』と本文で紹介され、マルクスも自身の方法を『好意的に描いている』と言っている」などの意見が出ました。

◆次回は、1月23日(木)午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、第1章「商品」第1節と第2節。持ち物は、新版又は新書版『資本論』第一分冊です。

第37回「現代経済学習会」開く『経済』12月「産業構造転換と新たな都市戦略-スーパーシティ構想とその問題点」を学ぶ


12月17日(火)「現代経済学習会」を「アイセル21」で開き「経済」12月合を読み合わせ、意見交換を行いました。

 討論では、「44ページに『本気でコンパクト化を進めようとしている自治体は少数』とあるが、静岡市はどうか」「今清水区で大きな問題になっている区役所と桜ヶ丘病院の移転は、清水駅中心の街づくりの具体化で、この街作りが市民の合意なしに強行するものである。これはコンパクトシティの具体化と言える。葵区、駿河区でも駅中心の街作りが進められている」「論文の中で、高度成長期の都市作りは建設投資に依拠していた。との指摘があり、スーパーシティ構想の狙いでも『人口減少にもかかわらず、首都圏への集中、大都市への集中、地方中心都市への集中を進めると、持続的な建設投資が保証される。このような建設投資確保も日本ではもう一つの目的となる』との指摘がある。建設事業者によるハコ物作の政策は一貫している」「政府の『スーパーシティ構想』の資料では『自動走行・自動配送』『遠隔教育』『遠隔医療・介護』などを上げ、社会問題がAIやIOTなど技術革新で解決できるかのような想定になっているが過疎問題、医療介護問題など解決にはつながらない」など意見が出ました。

◆次回は、日時、1月21日(火)午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、「2020年の世界経済をどうみるか」読み合わせ、討論。持ち物は、『経済』誌 2020年1月号。

『資本論』第3部学習会


浜松にて「資本論」第3部学習会を1月18日(土)より開催します。

  

「日本と世界の近現代史」第10回学習会・夜の部開く「『資本論』を読むための年表」、資本主義的搾取制度の秘密。他の社会の搾取制度との種差、などを読み合わせ、意見交換する。


第10回学習会・夜の部を13日に開き「『資本論』を読むための年表」第1章の7~9を読み合わせ、意見交換を行いました。

 意見交換では、「搾取の特徴として、どれだけ詐取されているのか、実態がみえないとの指摘があるが、資料では1960年の剰余価値率は、111%であり、8時間労働とすると、4時間弱の労働で賃金の部分は生産し、あとの4時間強は資本家の利潤を生産している。それが1985年になると、剰余価値率は243%で、約二時間強で賃金の部分は生産し、後の六時間弱は資本家の利潤部分を生産している事になる」「資料では、1960年から1985で賃金が約三倍に増えているが、2000年以降、新自由主義により賃金が低下している。今日の資料があれば賃金部分は減っているのではないか」「資本は、搾取によって自然破壊も引きおこすと指摘があるが、最近の地球温暖化や凶暴になっている台風など事態は、深刻になっている」「『過去の搾取のタイプと結合すると最悪の搾取となる』と指摘がある。最近組合員が自殺した。真面目の人で不安定な賃金、一方必要な支払いを曖昧にできない。借金も多く精神的に追い詰められた事が原因だと思うが、自分の状態を組合の力で打開する事まで思いが行かなかった。これは日本の労働者の権利意識の反映だと思う。この意識は、日本社会で歴史的に作り上げられ、再生産されている意識だと思う」など意見が出ました。

◆次回は、1月10日(金)午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第22集会室。内容は、「世界の資本主義の生成と発展の歴史」の10、11、12読み合わせと意見交換、持ち物は、「『資本論』を読むための年表」

「日本と世界の近現代史」第10回学習会・昼の部開く「『資本論』を読むための年表」、資本主義的搾取制度の秘密。他の社会の搾取制度との種差、などを読み合わせ、意見交換する。


第10回学習会を12月13日に開き「『資本論』を読むための年表」の第1章「世界の資本主義の生成と発展の歴史」の7~9を読み合わせ、意見交換を行いました。

 討論では「論文表題に『種差』とあるが、どのような意味か」「広辞苑では、同位概念のうち、特定の種に固有な性質で、それを他の種から区別する基準となる微表。例えば、人間を他の動物から区別する場合、人間における『理性的』という微表と説明がある」「資本主義的搾取欲は、無制限で、限度がないとあり、マルクスが『資本論』でのGーWーGの定式を上げているが、最後がお金である所にこの搾取欲に限度がない原因があるのではないか」「江戸時代は、米によって農民の搾取が行われていたが、米は武士の階級の胃袋を満たせば、それ以上の搾取欲は出てこない。余れば米は腐ってしまう。しかし、多くの貨幣を求める資本家は、資本の人格化であり、際限の無い貨幣欲がある。またそれは競争によって資本家に強制している面もある」「以前「パイの理論」があり、最近では「トリクルダウンの理論」が言われている。資本家が儲けなければ労働者の生活は良くならないという事であり、まさに資本家の儲け第一、貨幣欲の表現である」「トヨタは社員に手帳を配布し、その中に『全員が強い危機感を共有し、もう一度、トヨタの強みを取り戻さなければいけません』と言う、まさに資本の魂、資本の儲け第一の立場を語っている」「コンビニの出店は、既存の店が儲けている地域にまた、別の店を出店させより多くの儲けを求める。既存の店の事は全く考えなく、儲けだけを追求している。まさに、資本の論理そのものではないか」「マルクスは、資本主義社会を全面的に深く分析をしているが、哲学的な知識もあったのではないか」「マルクスはヘーゲルの哲学、特に弁証法を学び「資本論」を書く時、ヘーゲル弁証法を唯物論の弁証法に『ひっくり返し』資本主義社会を分析している」など意見が出ました。

◆次回は、1月10日(金)午後1時30分~4時。会場は、「アイセル21」第22集会室。内容は、「世界の資本主義の生成と発展の歴史」の10、11、12読み合わせと意見交換、持ち物は、「『資本論』を読むための年表」

第36回現代経済学習会 「持続可能性の危機にある地域社会と展望」(岡田知弘)読み合わせ、意見交換する


11月19日(火)「現代経済学習会」を「アイセル21」で開き『経済』11月号掲載の「持続可能性の危機にある地域社会と展望」を読み合わせ、意見交換を行いました。

 討論では、「SDGsとは、持続可能性な開発目標の事で、2030年までに達成すべき17の目標、例えば貧困をなくす、飢餓をゼロにするなどがあり、国連で開かれたサミットの中で決められたもので、静岡市も取り組んでいるが国保料の値上げを狙うなど具体的な行動には矛盾している」「安倍政権は、『地域創生総合戦略』などと言っているが、政権は東京を日本経済成長の起爆剤とする東京一極集中政策が基本、リニアも東京集中を進めるため建設をしている。『経済センサス』などで地域内再投資力の衰退を指摘しているが、ある意味当然の結果と言える」「おわりにで、『国や地方自治体の政策転換が求められている』と書かれているが、消費税の減税など国民の購買力を大きくする事が、地域経済の活性化にも繋がる」「地域社会が危機的な状況にあると言われているが、全国的問題であり、自治体が『地域内再投資力を育成』する事も重要だが国が本腰を入れての地域経済活性化政策を推進する事が大切では」「沖縄で経済発展は、基地返還に伴う地域開発政策が力になっているのでは」などの意見が出ました。

◆次回は、日時は、12月17日(火)午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、「産業構造転換と新たな都市戦略」(山中徹)読み合わせ、討論。持ち物は、『経済』誌 2019年12月号。

第67回『資本論』学習会開く第24章「いわゆる本源的蓄積」第7節、第25章「近代的植民理論」を学習する


11月14日(木)第67回『資本論』学習会を開き、第24章第7節と第25章を読み合わせ、ポイント説明、討論を行ないました。

 討論では「1323ページで言われている事は何か」「ウェイクフイールド氏が提言した植民理論は失敗したが、その間にイギリス資本主義が発展し、イギリスから大量の労働者がアメリカに渡り労働市場が出来た事。同時にアメリカの南北戦争後急激なアメリカで資本の集中により『資本主義的生産は巨人の歩みで前進している』事を言っている」「1306ページで『諸個人の自己労働にもとづく分散的な私的所有の資本主義的な私的な私的所有への転化は、もちろん、事実上すでに社会的生産経営にもとづいている資本主義的所有への転化よりも、比較にならないほど長くかかる、苦しい、困難な過程である』とはどの様な事か」「少数者による人民大衆の収奪は『長くかかる、苦しい困難な過程』だが人民大衆による少数の横奪者の収奪は、前の収奪と比較すると短くなると言っている」「第7節は、『資本論』全体のまとめの部分と言われている。本文で『生産手段の集中と労働の社会化とは、それらの資本主義的な外被とは調和しえなくなる一点に到達する。この外被は粉砕される。資本主義的私的所有の弔鐘が鳴る。収奪者が収奪される』は有名な言葉だ」など意見が出ました。

◆次回は、11月28日(木)午後6時30分より。会場は、「アイセル21」第41集会室。内容は、学習会修了式を行います。

「日本と世界の近現代史」第9回学習会・夜の部開く 「『資本論』を読むための年表」、第1章「世界の資本主義の生成と発展の歴史」の1~6を読み合わせ、意見交換する。


第9回学習会・夜の部を8日に開き「『資本論』を読むための年表」第1章の1~6を読み合わせ、意見交換を行いました。

 意見交換では、「『直接的生産者の収奪は、無慈悲きわまる野蛮さで、もっとも恥知らずで汚らしくて、もっとも狭量で憎むべき欲情の衝動によって遂行される』とあるが、具体的にはイメージしにくく、本当にそのような事が行われたのかと思ってしまう」「資料にも出したが、日本での本源的蓄積では、大規模な農民への暴力的な土地収奪という事が無かったのでイメージしにくいとは思う。しかし『資本論』の中では具体的な事が書かれている。それを読むとマルクスがこのような激しい言葉を使った事も理解できる」「『商品でないもろもろの物、たとえば良心、名誉などが、その所有者によって貨幣で売られる物となり、こうしてその価格を通して商品形態を受け取ることがありうる』とは何のことか」「商品は価値を持つことによって価格を持つが、逆に価格を持つ事によって商品として扱われる事を言っている」「『地中からわき出たような全人口ーこのような生産諸力が社会的労働の胎内にまどろんでいたことを、これまでのどの世紀が予想したであろうか』とあるが何のことか」「資本主義社会になって人口が急速に増えていった事を指している。産業革命により生産力が急速に拡大し、それにより労働者人口が急速に増えた事ではないか」など意見が出ました。

◆次回は、12月13日(金)午後6時30分から。会場は、「アイセル21」第11集会室。内容は、テキストの第1章7の読み合わせ、意見交換。テキストは、「『資本論』を読むための年表」。