7月21日(日)午前10時より、清水区の個人宅にて、約1時間30分にわたり学習会を行いました。清水地域の受講生3人で行いました。最初に教科書を輪読し、その後自由討論を行いました。
今回は「第1章第1節 日本国憲法のすばらしさ(1)-憲法の基本原理」です。
内容は以下です。
1.近代立憲主義の確立、2.国民主権の原則、3.徹底した平和主義、4.基本的人権の尊重
自由討論では、次のような意見がありました。
・文章が難しくて、よく理解できない。
・戦争責任があいまいにされたように、無責任体制がまかり通っている。
・「和」の思想は、支配者による支配の思想だ。
・戦争体験を語れる人たちが少なくなっている。
・命の重みは、昔の人のほうが強く感じているのでは。
・憲法が国民を守るものだという意識が少ないのでは。
・「清く正しく美しく生きていれば、憲法に触れることはないだろう」と思っている人が多いのでは。
・国民投票になっても、投票の意味を理解できる人がどれだけいるのだろうか。
・各種の市民運動との協力関係が大切では。
・1947年中学校1年生の教科書に載った「あたらしい憲法のはなし」は、今でも教える必要があるのでは。
静岡市では毎月「学習の友」で学習会を開いています。7月は10日に行いました。
今回は3名で7月号を読み合わせ学習を行いました。
まず、40ページの「安倍政権が進める労働の規制緩和とブラック企業」関西大学
森岡孝二教授の記事を読み合わせました。
2008年のリーマンショック以後日本経済は、製造業を中心に大不況に陥り、非正
規労働者のみならず、正社員のリストラ解雇が広がり、その影響で学生の就職難が
一段と深刻化しました。こうした中で、学生たちから「悪質な働かせ方をしている疑い
がある会社」という意味を込めて「ブッラク企業」が現れました。しかし、これは不況の
せいだけではなく、80年代半ば以降の「雇用の非正規化」の政府の政策によるもの
です。80年代後半から25年を経過した2012年の非正規労働者の比率は、17.5
パーセントにも増加しています。若年層に至っては、33.1パーセントも増加していま
す。ところが第二次安倍内閣の「雇用改革」は、「残業ただ働き法」の検討がされて
いるのです。自民党は昨年9月「企業が世界で一番活動しやすい国をめざす」と日
本経済再生プランを発表しました。更に、内閣の諮問会議「産業競争力会議」は、
無効な解雇でも金銭の支払いにより有効とする制度の明確化を求めています。これ
と関連して正社員と非正規社員の中間身分として、勤務地や従事する職種を限定
した「限定正社員」なるものを設けるとしています。踏んだり蹴ったりの政策です。
◆次回学習会は次のとおりです。8月号を持って
日時 8月7日(水) 午後7時から
場所 静岡県評会議室 8月7日は第一水曜日です。お間違えなく! どなたでもお気軽にご参加ください。
静岡県労働者学習協会では、県内各地で「勤労者通信大学」の学習会を開いています。
民医労静岡支部 「基礎コース」学習会
7月5日(金)午後5時45分より、約1時間にわたり学習会を行いました。受講生7人が全員参加しました。最初にチューターである静岡県労働者学習協会の多田が、レジュメに基づき20分間報告し、その後自由討論を行いました。
今回のテーマは「唯物論」です。哲学を学ぶ理由や、世界観について説明しました。世界をどう捉えるかについて、自然・社会・人間の精神について、いくつかの問題を提起しました。
・ビッグバンの前の宇宙はどうなっていたか、
・宇宙が膨張(収縮)している外側には何があるか、
・日本の建国記念日はなぜ2月11日か、
・天皇の祖先はどこから来たか、
・人間の欲望は無限でコントロールできないものか、
・橋下徹氏はなぜ兵士に慰安婦が必要と思うのか
等々です。
自由討論では、次のような意見がありました。
・社長や管理者は、普通の労働者より偉いのか、
・哲学の部分で、脳の構造が出てくるとは思わなかった、
・人間の死との関係で、宗教が持っている深い意味は、
次回のテーマは「弁証法」です。