新ガイドラインの危険な中身、「憲法の範囲」を踏み越えた戦争法案と一体


7月の学習会は7月8日に行い、4名参加しました。まず「戦争法案と新ガイドラインの危険な中身」(竹下岳氏)を読み合わせました。一般に「ガイドライン」とは、「物事を行う基準や指針といった意味」であるが、戦争法案と一体の新ガイドラインは「日本と米国がさまざまな事態で共同作戦を行うための、いわば戦争マニュアル」と指摘します。1978年の最初のガイドラインは、「極東有事」での共同作戦の研究が入ったものの、活動範囲は日本の領域内でした。97年の改定では日本の「周辺事態」で、米軍の支援を行うと拡大されます。ただ、当時の政府は「海外で武力行使しない」とし、活動範囲を「後方地域」「非戦闘地域」に限りました。この一線を超えたのが今回の再改定だと指摘します。自衛隊は平時から臨戦態勢に入り、集団的自衛権の行使で「切れ目なく」米軍を支援します。米軍主導の先制攻撃戦争にも派兵します。地理的には地球全体に広がり、戦闘地域でも活動できます。安倍政権が提出した法案は、憲法違反の戦争法案です。各種世論調査では反対が多数を占め日に日に増えています。「今がたたかいの正念場」と結んでいます。次に山田敬男氏の「安倍首相の歴史観、戦争観」をやりました。「憲法を破壊し、軍事大国化の復活を正当化する特異な考え」と指摘します。

次回学習会は次のとおりです。9月号を持ってお気軽にご参加ください。

日時 9月16日(木) 19:00~

場所  静岡県評会議室

8月はお休みします。16日は第三水曜日です。お間違えなく。

第43回総会と記念講演


静岡県労働者学習協会の第43回総会と記念講演が、2015年6月28日(日)静岡県評会議室にて開かれました。

記念講演は「中東情勢と集団的自衛権」と題して、野口宏氏(千葉県学習協会会長)が講演しました。

詳細については、下記の「さきがけ」No.51をご覧ください。

さきがけ201507No51