民医労静岡支部「学習の友」学習会


9月17日(水)「学習の友」8月号の学習会を行いました。5名の参加でした。須藤春夫氏「メディアは『知らせる義務』にこたえているか」について、読みあわせをしました。その後、チューターから「コミュニケーションメディアの形態」について紹介をし、自由討論をしました。ツイッターやフェイスブックの利用は、まだ少ないようでした。テレビやインターネットも、刺激の強いものが一般に好まれ、家族にも右翼的な論調が影響を与えていることが話されました。またNHKの「アンと花子」で、戦時中に権力がメディアを利用して、国民をコントロールしていく様子が描かれていたことが話されました。

一層の低賃金と「解雇の自由」の拡大  安倍「雇用改革」の本質


今回は、安倍「雇用改革」批判の3つの特集記事を読み合せしました。著者は井
上久全労連事務局長、牧野富夫日大名誉教授・労働総研顧問、笹山尚人弁護士
です。今安倍政権が推し進めようとしている「アベノミクス」の「三本の矢」、その「第
三の矢」である「成長戦略」、これを一層具体化させた方針として、6月24日「日本
再興戦略」改訂2014が閣議決定されました。この中で雇用環境の大改悪が謀ら
れようとしています。そのポイントは2点です。一つは、職務限定・地域限定・時間
限定などさまざまな「限定正社員」をおく「自由」を企業に与え、解雇を容易にし、
「労働移動支援」強める、ということ。もう一つは、一定の条件のもとに労働時間規
制をなくし「成果の評価」で賃金ほか労働条件を決める、というものです。これによ
り、残業代をゼロにするのが最大の眼目だと指摘しています。
これと対決し打開するために、第一に安倍「雇用改革」の全体像とねらいを明ら
かにする大学習運動を広げる。第二に、署名運動を労組ナショナルセンターの枠
を超えた共同に発展させる。第三に、地域から雇用の安定を求める国民的合意づ
くりをすすめる。第四に、現実にすすんでいる雇用破壊への反撃を職場、地域から
徹底的に強める。など、国民的総反撃を呼びかけています。そして、私たちの願い
と決定的に逆行する安倍政権を一刻も早く退陣に追い込もうと訴えています。
次回学習会は次のとおりです。10月号を持って
お気軽にご参加ください。
日時 10月8日(水) 19:00~
場所  静岡県評会議室

静岡市労連「勤通大基礎コース」学習会(史的唯物論)


8月28日、静岡市職員会館にて、勤通大基礎コースの学習会(史的唯物論)が行われました。参加は4名でした。各人から疑問点が順番に出され、それに対しチューターが答え、みんなで討論しました。出された疑問点は以下の通りです。

・人間関係が昔よりも希薄になっているのでは。デジタル化が人間関係に及ぼす影響は。

・共同体の中から家族が生まれてきたとは。その時の所有関係は。

・現代は以前より豊かになっていると思うが、地球が破滅するかもしれない可能性は。

・人間が生きて、生活するとはどういうことか。

・派遣社員や非正規の人と、どのように一緒にやっていけばよいか。

・搾取という言葉の意味が、なかなか理解できない。