現代経済学習会『経済』10月号「米中相互依存経済から『新冷戦』化へ(下)」読み合わせ、意見交換する


10月15日(火)「現代経済学習会」を「アイセル21」で開き「米中相互依存経済から『新冷戦』化へ」を読み合わせ、意見交換を行いました。

 討論では、「論文の中で5Gの事が出てくるが現状との違いは」「現在は4Gだが、通信速度は百倍以上速くなり、同時に接続する機器も増えます。また、遅延が少なくなりリアルタイムにデータを送受信できるようになり、自動車の自動運転、医療系技術などがさらに進化すると言われています」「現在の中国への政策は、オバマ政権第2期から始まり、その内容は『対中政策は対話と協議を基盤とした『関与』から、戦略的競争者へと切り替えられた』と紹介されている。トランプ政権だからの政策でなくアメリカ支配層の意思として考える事だと思う」「論文で『グローバル資本主義の既存勢力は、新台頭勢力を容易に受け入れる事が出来ない』21世紀の『中国巨大資本主義』参入は、既存秩序破壊者で恐怖されている。米多国籍企業への対決で経済問題から政治問題になっている」「論文を読んで『新冷戦』は、経済問題でなく中国との覇権争いの問題だと思う。米国はソ連を崩壊させた経験があり、中国共産党の支配を終わらせる事が目的ではないか。中国共産党も民主主義を認めないなど大きな矛盾を抱えている」など意見が出ました。

◆次回は、11月19日(火)午後6時30分より。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、「持続可能性の危機にある地域社会と展望」読み合わせ、討論。持ち物は、『経済』誌 2019年11月号。

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