2020年最初の「現代経済学習会」 雑誌『経済』1月号の「2020年の世界経済をどうみるか」を学習


1月21日(火)「現代経済学習会」を「アイセル21」で開き、『経済』1月号の「2020年の世界経済をどうみるか」を読み合わせ、意見交換を行いました。

 討論では「論文でフィリップス曲線のフラット化が起きているとして、現在の経済は新しい特徴が現れている。として『経済学第3の危機』の局面ではないかと言っているが、この危機を打開する方向として、マルクス経済学の出番ではないか」「資料の中で『現代資本主義が行き着いた『カジノ型金融独占資本』といった性格が表れています。実体経済の動向と株式などの金融商品が乖離し、最も効率的に自分たちだけの設けを追求する金融ビジネスが広がってきたからです』と言っているが、日本だけの傾向と思っていたが世界経済も同様な事が起きている事をあらためて知った」「米中貿易問題で、トランプ政権が中国からの輸入に追加関税をかけているが、表2の『追加関税措置による輸入の動き』によると中国からの輸入が減った分を他の国からの輸入増となっている」「資料で、国内経済の再生を公約に掲げたが『ラストベルトの『激戦州』では製造業雇用は他の州よりも鈍化が著しくなっています』『『地盤固め』の政策は行き詰まりを見せ、トランプ大統領は新たな『敵』づくりに躍起です』と言っている」などの意見が出ました。

◆次回は、日時は、2月18日(火)午後6時30分より8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、座談会「2020年-日本経済の展望」の学習。持ち物は、『経済』2月号。

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