全労働者の暮らし改善政策に背を向ける『連合』の野党共闘妨害


 1月12日に、静岡市内において「学習の友」学習会が開催されました。

今回は、「連合はどこをみているのか―問われた共闘への姿勢」(ジャーナリスト藤田和恵)を読み合わせしました。先の総選挙での野党共闘についての枝野立民党党首の姿勢を紹介し、その「振る舞いのむこうに連合の芳野友子会長の存在を感じた」とし、「共産の閣外協力はありえない」「連合が支援している立憲民主党と共産党の距離感が近くなっていることは非常に残念だ」と芳野氏は立・共の選挙協力に「くり返し不快感を示してきた。」と指摘します。そして各地で「“名ばかり野党共闘„をみせつけられた」「この瞬間、立民は負けたと思った。」と云います。野党4党は20項目の共通政策に合意した。この政策は、「全労働者の暮らしを底上げする」もので、「政策実現のために政権をとる必要があった。」「立民のセンスも理解できないが、それ以上に、選挙に勝つことを最優先課題として野党が結束している最中に、どうしてわざわざ水を差すようなことをいうのか、芳野会長のセンスを疑う。」「連合は、記念撮影から逃げるように去っていく野党代表の背中が、あの場にいた若者を中心とした聴衆にどのように映ったか、いま一度考えるべきだろう。」と結んでいます。討論では、「静岡8区でも、立憲の候補者の応援に共産党の幹部が来る予定であったが、県連合の妨害で実現しなかったと聞いている。」「そういうことが、あちらこちらであったんだろうね。」「芳野会長が、共産党攻撃の発言をし、それに対し共産の志位委員長が根拠を示すよう反論したが、芳野氏はその後何か言ったの?」「言ってないでしょう。」「反共攻撃は、まともに論戦すれば負けるからね。」「静岡県は大企業は多く、そこから出た県連合で超保守だという。多くの他の県連合は、自治労中心が多く一定まともだと聞いた。」「東京では、市民団体が前面に出て共闘がされていて、都議選も含めうまくいっているそうだ。」「最近の日曜討論で、立憲の泉代表が共産党は政権の対象としては見ていないと言った。共産は約束は守ってという対応だが、参議院選はどうかな。」「今度も協議が遅れる感じではないかな。」「立憲と国民が結びついて、共産を外して、ボロ負けし、改憲へとする筋書きもありかと思う。」「反共攻撃はそこが目的だった。芳野氏はくさびを打込む役割を果たしている。」「こちらから連合にくさびを打込めばね、自治労と民間大企業労組とは基本的に違うからね。」など、結構言いたいことを言ってのけた自由討論でした。

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