若者をとりまく困難と可能性 若者の就労への意欲・意識は高い


今回は2名だけの参加でした。それでも、しっかり学習しました。
今月号の特集は、若者の働き方、暮らし方を掘り下げ、どのようにして労働組合と
のつながりを作り深めていくかを考えます。新自由主義の嵐が吹き荒れる中、厳し
い労働の現場に向き合い始めた若者たち。依然、自己責任論の影響も大きく、非
正規増大の原因を若者の意欲低下に求める議論も後を絶ちません。そうした状況
のもとで、まずは若者の置かれた客観的状況を精査します。始めに、乾彰夫氏のイ
ンタビュー記事「若者と仕事、仲間、そして社会ー<つながり>から労働組合へ」を
読み合わせしました。若者をめぐる雇用構造の変動の特徴として①90年代から非
正規雇用化が進み②日本の特徴として失業率の低さと非正規雇用の高さ(特に若
者が高い)③その背景に、低賃金と失業時の無保障④アベノミクスで非正規化が
加速。また、若者の就労への意識・意欲は、①過去最低の離職率②「デートより残
業」派は最多等から、どの時期よりも高い。また、長期化、困難化する就職活動や
就職後の困難及び「メンタル問題の激増」等指摘しています。あとひとつ、吉崎祥
司氏の「自己責任論、個人の自由と新自由主義」を学習しました。
* 4月号に、県学習協会長原田政信さんの「きらり憲法ーアジア諸国民への誓い
を守るために」が掲載されています。一読下さい。
次回学習会は次のとおりです。5月号を持って
お気軽にご参加ください。

日時 5月14日(水) 19:00~
場所  静岡県評会議室

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