戦争法廃止運動の高揚と春闘勝利を!


今回は7名が参加しました。全体で3つの記事を読み合わせしました。

一つは、原冨悟労学協常任理事の「国民運動の歴史的な高揚と2016年春闘を考える」です。2015年夏は、安保法制(戦争法)に反対する国民的運動が大きく盛り上がり、廃止に向けた運動へと継続しています。こうした国民運動の高揚は、2016年春闘をたたかう労資の力関係にも影響すると指摘します。戦後の社会運動は、繰り返される改憲策動とのたたかい、原水禁運動、母親運動、米軍基地撤去・沖縄基地問題、日米軍事同盟の深化に反対するたたかいなど、平和憲法を守る国民運動として絶えることがなく続いてきました。こうした国民の共同は労働組合が推進、支え役となってきました。平和運動を続けてきた方を「敷布団」と形容し、この夏盛り上がったシールズ等を「掛け布団」がその上でどんどん厚くなっていったと上智大学の中野晃一教授の発言を紹介しています。組合の「要求」は職場から始まりますが、要求を阻むものを考えると社会的な構造や要因が見えてきます。安保法制反対の国民運動に関心を持った人たちとの共有できるものが見えてくるのです。

2つ目は、文芸評論家の北村隆志氏の「絶望の海に光る『蟹工船』」をやりました。「絶望から希望へ橋渡しする物語」とズバリと指摘しています。

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