現代経済学習会、「『ユーロ危機』とEU財政制度の改革」読み合わせ討議


7月18日(火)「現代経済学習会」を「アイセル21」にて開き『経済』7月号の「『ユーロ危機』とEU財政制度の改革」を読み合わせし討論を行いました。
討論では、「ギリシア危機の時にギリシア国民に緊縮財政を押しつけたがなぜそれを許したのか」「緊縮財政をギリシア国民に押しつけるのは誤った問題解決の方法だか、緊縮財政反対で政権を獲得した政府が、緊縮財政を受け入れたのは、政治的問題と共にEUの制度的問題があるのでは」「経済通貨同盟は、発足当初より、金融政策と財政政策の分離が制度的問題であると指摘されていた。と言うが何故ユーロに移行したのか」「通貨同盟は、域内の為替リスクをなくし、単一市場を形成する事で、経済成長を実現しその果実を分け合うというメリットのために実現させたのでは」「EUは、『社会的市場経済』という考え方を導入したと言うが、それはどの様な特徴があるのか」「『社会的市場経済』は、経済を市場だけにまかせるのではなく、政府の介入により、社会的公正と経済繁栄を実現していく事を目的とし、労働者の権利や社会的弱者を守るなどの社会政策を指しているのでは、新自由主義の考えとは全く違う政策ではないか」などの話し合いを行いました。
◇次回は、8月15日(火)午後6時30分より2時間、会場は「アイセル21」第12集会室、内容は、『経済』8月号に掲載されている「アベノミクス4年の虚と実、実感な景気拡大」を読み合わせし討論します。

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