『資本論』、第5章、第2節「価値増殖過程」を学ぶ


9月14日(木)第19回『資本論』学習会を開き7名が参加しました。第2節の読み合わせとポイント説明の後討論に入りました。
「本文の『労働過程のなかで、労働は絶えず不静止の形態から存在の形態に、運動の形態から対象性の形態に転換する』とは」「労働過程では、労働者の労働が生産手段に入り込み、生産物として対象性に物として存在する形になる事では」「マルクスは本文で資本家の事を『わが友は』と言っている箇所があるが」「資本家も働いているので労働者と同じだという趣旨の箇所なのでそのような言い方をしたのでは」「本文で『労働日の日々の維持費と労働力の日々の支出とは、二つのまったく異なった大きさである』というマルクスの指摘は、この節を理解する上で重要ではないか」「マルクスは具体的な例も出しながら搾取の仕組みを説明している。特に労働時間が6時間から12時間に増加する事により価値増殖過程となる事、これが資本家が労働時間の延長を求める根拠である事が解明されている」「ポイント説明で『人間は生産手段を使用するとともに生産物を支配し、自由と自立を保持する。』とはどの様な意味か」「労働過程では、労働者は生産物を自由に取り扱うことができる。という事ではないか。」など意見、疑問が出されました。
◇次回は、9月28日(木)午後6時30分から、会場は「アイセル21」第12集会室、内容は、第6章「不変資本と可変資本」を学びます。持ち物は、新日本新書版『資本論』第2分冊です。

コメントは受け付けていません。