アベノミクス」で経済再生はない、国民の生活悪化、大企業・富裕者だけ恩恵が


2月の学習の友の学習会には4名が参加しました。今回は3つの掲載記事を読み合せしました。

一つ目は、「賃金引上げをめざして-職場・地域から、どう取り組むか-」原冨

悟児氏の春闘の基礎的な内容です。二つ目は、友寄英隆労働者教育協会理

事の「アベノミクスの検証と日本経済再生の課題」をやりました。その中で「アベ

ノミクス」の七つの大罪を掲げています。①物価上昇、実質賃金低下。購買力

低迷で「デフレ脱却」どころではない。②消費税大増税、大企業大減税。③社

会保障の全面的制度改悪。④働くルールを改悪する「解雇特区」。⑤原発推進

をかかげた「エネルギー基本計画」。⑥TPP推進で、農業・中小企業切捨て。

⑦財政破たんは悪化、貿易も赤字拡大=「双子の赤字」。以上です。討論では

最後の財政破たんに関係して、「国債価格の暴落と長期金利の急騰」がどのよう

な仕組みで起こるのかを解明しました。三つ目は、連載「消費税増税なんて冗談

じゃないゼイ」湖東京至元静大教授・税理士をやりました。有力20社の輸出の

際の消費税の還付金が消費税収全体の20%、およそ3兆2千億円にものぼって

いることが、指摘されています。討論では、日本のような輸出還付制度をもたない

アメリカが「日本との貿易摩擦をさけるために消費税の税率引き上げを好ましく

思うはずがありません。」とはどうしてか、疑問がのこり宿題となりました。

次回学習会は次のとおりです。3月号を持って

どなたでもお気軽にご参加ください。

 

日時 3月12日(水) 午後7時から

場所  静岡県評会議室