第50回『資本論』学習会 第19章「出来高賃金」を学習する


1月24日(木)「アイセル21」にて『資本論』学習会を開き、 名が参加しました。第19章を読み合わせしポイント説明を行い討論に入りました。

 討論では、「ポイント説明でタクシー労働者の賃銀の決め方を時間賃金と出来高賃銀の組み合わせの例として入れたが、最近の賃銀の決め方はどうか」「会社によって、いろいろだが、ヤマトタクシーは、全額歩合によって賃銀が支払われている」「テキストで『個々の労働者によって個人的に提供される剰余価値の総量は、その労働者の個人的賃金に対応しているから、労賃と剰余価値との比率は、依然として変化しない』とはどの様な事か」「引用した文書の前に『全作業所にとっては、相殺される』と言っている。その反対に個人的には、その個人によって提供される剰余価値の量は、商品の出来高によって違うが、賃銀との比率は同じと言う事ではないか」「テキストで『最後に、出来高賃金は、前述した時間制度の主要支柱の一つである』と言っているが、これはどの様な事か」「この文書はフランス語版では『雇い主が一日又は一週間のあいだ規則正しく労働者を就業させると約束せずに労働にたいして時間で支払う』との時間賃金の事で、過少就業の事を言っている」など話合いました。

◇次回は、2月14日(木)午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、第20章「労賃の国民的相違」。持ち物は、新日本新書版『資本論』第4分冊。