「現代経済学習会」 『経済』5月号「革命家マルクスと経済学」を学ぶ


5月15日(火)「現代経済学習会」を「アイセル21」で開き「革命家マルクスと経済学」を読み合わせと意見交換を行いました。
討論では「本文で『日本では、20世紀初頭になって軍需関連部門、繊維部門などごく限られた分野に、…ようやく大工業が形成されます』と言っているが」「日本の産業革命は1880年代の後半に始まり、日清戦争から日露戦争の間に急速に発展して1910年ごろまでに終了し、手工業から機械制大工業への転換が進んだ。これが一般的な見方ではないか」「本文で『日本の歴史には、国民主権、基本的人権を多くの人々が時の権力と闘って勝ち取ったという歴史はがありません』と言っているが、疑問だ」「『自由民権運動』や普通選挙を求める運動、反戦運動、労働運動などがあるのでは」「ここでの論述は、日本の労働運動や市民運動のスタートが戦後になってからで、労働運動の到達点を低く見る見方への異論として述べているのでこのような言い方になつているのでは」「今日の『市民と野党の共同』の運動は、日本の歴史上はじめて労働者、市民が自由権や社会権を掲げて闘う画期的な事で、日本の政治社会を改革していく運動ではないか」「現在の運動を前進・発展させて行く上で『資本論』などの学習運動が大切では」など意見が出ました。
◇次回は、6月19日(火)午後6時30分から8時30分。会場、「アイセル21」第12集会室。内容、「消費税は社会保障に使われているか」の読み合わせと討論。持ち物、『経済』6月号。

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