北朝鮮問題を真に解決する平和外交を いま日本国憲法「公正と信義」を生かすとき


静岡支部『学習の友」学習会

今回は、安倍9条改憲に立ち向かう第4回「北朝鮮問題と憲法-日本国憲法という平和外交の手引き」(日本平和委員会常任理事 川田忠明)を読合せしました。 平昌オリンピック・パラリンピックをきっかけに南北会談がひらかれ、これをうけて米朝首脳会談が準備され、核兵器のない朝鮮半島の実現にとって積極的なことで歓迎したい。同時に、これまでの経過から「北朝鮮の合意は信じられのか」の声もあります。しかし、いま重要なことは、過去の教訓にたって、「抜け道」を許さずに非核化に向かう合意や措置が必要なのか研究し、その実現のため全力をあげることと指摘します。北のねらいは何か。結論的には、「体制の安全を保障」のための「米朝関係正常化」です。日本では、北朝鮮問題を理由に「9条改憲」をいう人がいますが、平和的な解決の可能性が生まれているいま、日本がしなければならないのは、アメリカや韓国とも協力して、米朝首脳会談を成功させ、非核化のレールにのせることです。9条「武力による威嚇又    又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」が、実際の解決を考える、もっとも現実的な土台であることを示しており、9条 を「生かす」ことが求められると訴えます。安倍首相は改憲の口実として北朝鮮問題を使ってきたが、憲法の「公正と信義」の精神こそ大切だと説いています。

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