第5回「日本近現代史を読む」学習会 夜の部を開く


「日本近現代史を読む」第5回学習会・夜の部を27日に開き、4名が参加「第7章・産業の発達と社会変動」と「第8章・第一次世界大戦とロシア革命の影響」を読み合わせし意見交換を行いました。
意見交換では「日露戦争後の鉄道の発達として、営業キロ数で約78百キロメートル、輸送人員で1億4千万人になった。と紹介しているが、この時期の鉄道の発達には軍人や兵器などの輸送も大きな目的ではなかったのか。この時期、民間鉄道が国有化されたとしているが、これも軍事利用のために行われたのではないか」「第一次世界大戦の前後で戦艦による軍拡競争と、そのための財政負担が30%~50%になった事が詳しく紹介されているが、これは21世紀の世界と日本でも行われている事ではないか。安倍内閣は、軍事費1%枠を2%へと増やそうとしている。国民には増税を押しつけている歴史の教訓を学ぶ事が大切だ」「今でもアメリカが軍事的に大きな力を持ち、それを背景にドルが貿易決済通貨の力を持っているのではないか」「ロシア革命後のソ連社会は、レーニン死後スターリンのもとで専制支配の社会へ変貌した。スターリン独裁は、レーニンにも責任があると言う見方がある。不破さんの『スターリン秘密史』がこの変貌の経緯を詳しく紹介しているので是非読んでほしい」など意見が出ました。
◇次回は、6月22日(金)午後6時30分より8時45分。会場は、「アイセル21」第42集会室。内容は、「第9章 ワシントン体制と大正デモクラシー」と「第10章 世界恐慌と軍縮破綻への道」の読み合わせと意見交換。持ち物は、「日本近現代史を読む」(新日本出版社発行)

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