現代経済学習会 『経済』8月号「『一帯一路』構想と現段階の課題」を読み合わせ学習


8月21日(火)「現代経済学習会」を「アイセル21」で開き「『一帯一路』構想と現段階の課題」を読み合あわと意見交換を行いました。
討論では「本文で『確かに鉄鋼などの国内の過剰生産能力のはげ口が必要であろうし、インフラ建設に関連する国有企業の市場を拡大し、国有企業改革のソフトランディング』などと言っているが、市場を海外に求めているのか」「中国が『社会主義市場経済』と言っているように、経済的には資本主義国と同じとなっている。しかし、国内にも発展の余地はあり、市場を海外に求める必要があるのか」「中国には『西部大開発』の構想があり、その中で西部地域に国境を越えた周辺諸国の発展にも目が向けられる事になった。との指摘もある」「本文で『債務維持可能性問題が浮上』しているとして、過剰な債務を関係国に負わせ、返済が不能となる事を含みながらのインフラ建設と言う事になるならば、それは『植民地主義』の再現ではとの指摘もある」「緒方さんが社会主義を標榜しているならば『中国が世界の信頼と尊敬を得る形で、同構想が展開されることを望む』と言っているが同感だ」「現在の世界は『植民地主義』的なやり方を許さない力、国際関係や関係国のあり方があるのではないか」など意見が出ました。
◇次回は、日時、2018年9月18日(火)午後6時30分~8時30分。会場「アイセル21」第12集会室。内容「財界支配の研究」の読み合わせと討論。持ち物、『経済』2018年8月と9月号。

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