『資本論』学習会 13章、第8節「大工工業によるマニュファクチャ、手工業、および家内労働の変革」eを学習する


10月11日(木)第43回『資本論』学習会を開きました。 第13章・8節のeを読み合わせしポイント説明の後、討論に入りました。
討論では、「マルクスの言いたい事は、P826に書かれているように、資本は『一般的な議会制定法の圧力下でのみ』このような変革にど同意すると言っている。工場法の意義を、マニュファクチャから大工業への移行期を例にいて言っているのではないか」「マニュフアクチュアおよび近代的家内労働の恥知らずな搾取が自然限界にぶつかり、工場経営に転化せざるを得なくなり、それが工場法によって一層促進された事を衣料部門へのミシンの導入を例に説明されている。そして資本家はいやいやながら工場法により労働条件の改善に応じた」「ミシンの導入により、解雇された労働者、ミシンの生産により新たに生まれる産業部門に吸収されるという見方があるがこれはまやかしだ」「現代もAIにより労働者は失業するが、新しい産業に吸収されるから問題はないとする見方がある」など意見が出ました。
◇次回は、10月25日(木)午後6時30分より。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、第9節「工場立法(保健および教育条項)。イギリスにおけるそれの一般化。持ち物、『資本論』第1部、新日本新書版『資本論』第3分冊。

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