『資本論』学習会 第22章、第3節「剰余価値の資本と収入とへの分割。節欲説」読み合わせ、討論する


4月11日(木)第54回『資本論』学習会を開き、第22章、第3節を読み合わせしポイント説明の後、討論に入りました。

 討論では「本文の中に『プロリタリア』と『プロリタリアート』と言う言葉が使われているが、この違いは何か」「本文でも示されているように、プロレタリアの部分は『プロレタリアが単に剰余価値生産のための機械としてのみ意義をもつ』とあり、単に労働者の事を言い表し、プロリタリアートと言われている部分は、『都市プロレタリアートはリヨンで出動準備の鐘を打ち鳴らし』とあるように労働者を一つの階級として捉えるために使われている」「資本家の個人的消費、贅沢の事を資本主義の初期には、資本の蓄積と対立するものとして、蓄積のためには資本家は贅沢な生活を慎むべきと言う事で言われているが、今日のように資本主義が発展すると、資本家の贅沢な暮らしは、資本の蓄積を進めて行くためにも必要な事、必要条件となり労働者階級を搾取し多くの剰余価値を得る事が資本蓄積を進めて行くために必要となっている」など意見が出ました。

◇次回は、4月25日(木)午後6時30分より、会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、第22章「剰余価値の資本への転化」、第4節と第5節。持ち物は、新日本新書版『資本論』第4分冊。

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