現代経済学習会 「JR東日本の経営分析」を読み合わせ、意見交換をする


4月16日(火)「現代経済学習会」を「アイセル21」で開き「経済」4月号の「JR東日本の経営分析」を読み合わせ、意見交換を行いました。

 討論では、「東日本の財務的な特質で、主要な営業費用をみると、唯一人件費が減少しているが、2003年3月期から2018年3月期までに1687億円も減少していると指摘をしている。また従業員の状況では、1987年7万1800人から2018年には3万9260人にまで削減されている。人件費の削減は従業員の大幅な削減やまた非正規従業員への置き換えなどが要因であるとしている」「財務特徴として、支払利息を一貫して削減している事を指摘し、1993年3月期から2018年3月期までに2708億円減少している」「収益性という面で見ると、流通・サービス事業が11・08%と最も高い事を指摘し、なぜ東日本が事業の多角化を推し進めている要因を指摘している」「国鉄が分割し民営化されたが、その目的は、東日本や東海など利益が出ている会社は、その利益を株主還元し、北海道などの赤字路線を抱える会社は、路線の廃止など鉄道が持っている公共性の放棄が行われている。会社を統合し黒字路線の利益で赤字路線を維持し鉄道としての公共性を取り戻す事が今必要だと思う」など意見が出されました。

◇日時は、2019年5月21日(火)午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、「現代に生きるマルクス経済学の魅力」の読み合わせと討論。持ち物は、『経済』誌 2019年5月号

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