2020年第1回『資本論』学習会開く 『資本論』を学習する意義、初版の序言、第2版へあと書きなどを学習する


1月9日(木)2020年1月から12月までの1年間、全24回の計画で開く『資本論』学習会の第1回目を開きました。テキストは、新版『資本論』又は、新書版『資本論』です。最初に学習会の進め方について提案があり、その後参加者が自己紹介を行いました。今回の学習会は『資本論』を読むことを援助するのが目的です。その後『資本論』学習の意義、序言について報告し意見交換に入りました。

 討論では「説明があったが、難しい文書の紹介もあり『資本論』も難しい。学習する必要は何処にあるのか」「マルクスは『そこで心配になるのは、いつでもせっかちに結論に達しようとし、一般的原則と自分が熱中している直接的問題との連関を知りたがるフランスの読者が、はじめから先に進むことができないので、うんざりはしないかということです』と言っている」「『資本論』は、商品、貨幣、資本、剰余価値などの概念を確立し、それを使い分析的、弁証法的方法で書いているので難しい。これを学ぶ事は複雑な今日の世界を根本から掴むために必要ではないか」「新版『資本論』29ページから長い引用文があるこれは何か」「ロシアで出たカウフマンの『カール・マルクスの経済学批判の見地』という論文からの引用で、この論文は『もっぱら『資本論』の方法を取り扱った一論文』と本文で紹介され、マルクスも自身の方法を『好意的に描いている』と言っている」などの意見が出ました。

◆次回は、1月23日(木)午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、第1章「商品」第1節と第2節。持ち物は、新版又は新書版『資本論』第一分冊です。

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