教育の国家統制めざす安倍政権、戦後の民主的教育制度を総崩しに!
- 2013年08月11日
- 「学習の友」学習会
静岡支部は、8月7日(水)に学習の友8月号を使い学習会を開き、4名が参加しまし
た。今回は特集「いま、学校・教育は・・・」の3つの記事を読み合せ討議しました。
まず、石山久男氏の「憲法のめざす人格の完成か、財界の求める人材育成と国家
主義か」をやりました。「前後教育制度の原則とそれが生まれた背景には、」「戦前
教育への反省があり」、「政府が決めた教育内容を全国一律に強制し」、誤った侵略
戦争に至った反省がありました。ところが安倍政権は、この大原則を根底からくつが
えそうとしています。その中身は、地方教育行政を首長と政府・文科省の支配下に
おくこと。戦争美化の教科書づくりのための検定制度大改悪。「いじめ」問題も利用し
た愛国心押しつけの道徳教育強化。自民党憲法26条改悪案の国家のための国家
教育権の宣言などの動きです。更に戦後教育のもう一つの大原則である「平等な教
育」も諸制度の改悪で、徹底的に崩されようとしています。
次に取り上げたのは、蟹澤昭三全教副委員長の「恒常的な長時間労働にある教職
員の働き方の実態」です。文科省調査データでも、全教労組調査データにおいても、
今の教員の労働実態は、「過酷」としか言いようがありません。月100時間の時間外
勤務をしている教員が20%弱おり、月45時間以上の者は70%を超えています。
最後は教育の無償化問題をやり、世界の国から立ち遅れた実態を学びました。
次回学習会は下記のとおりです。9月号を持って
どなたでもお気軽にご参加ください。
○ 日時 9月11日(水) 午後7時から
○ 場所 静岡県評会議室