教育の国家統制めざす安倍政権、戦後の民主的教育制度を総崩しに!


静岡支部は、8月7日(水)に学習の友8月号を使い学習会を開き、4名が参加しまし

た。今回は特集「いま、学校・教育は・・・」の3つの記事を読み合せ討議しました。

まず、石山久男氏の「憲法のめざす人格の完成か、財界の求める人材育成と国家

主義か」をやりました。「前後教育制度の原則とそれが生まれた背景には、」「戦前

教育への反省があり」、「政府が決めた教育内容を全国一律に強制し」、誤った侵略

戦争に至った反省がありました。ところが安倍政権は、この大原則を根底からくつが

えそうとしています。その中身は、地方教育行政を首長と政府・文科省の支配下に

おくこと。戦争美化の教科書づくりのための検定制度大改悪。「いじめ」問題も利用し

た愛国心押しつけの道徳教育強化。自民党憲法26条改悪案の国家のための国家

教育権の宣言などの動きです。更に戦後教育のもう一つの大原則である「平等な教

育」も諸制度の改悪で、徹底的に崩されようとしています。

次に取り上げたのは、蟹澤昭三全教副委員長の「恒常的な長時間労働にある教職

員の働き方の実態」です。文科省調査データでも、全教労組調査データにおいても、

今の教員の労働実態は、「過酷」としか言いようがありません。月100時間の時間外

勤務をしている教員が20%弱おり、月45時間以上の者は70%を超えています。

最後は教育の無償化問題をやり、世界の国から立ち遅れた実態を学びました。

次回学習会は下記のとおりです。9月号を持って

どなたでもお気軽にご参加ください。

○ 日時  9月11日(水) 午後7時から

○ 場所  静岡県評会議室

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