2020年 第5回『資本論』学習会 第1篇「商品」、第2章「交換過程」を学習する


3月12日(木)第5回『資本論』学習会を「アイセル21」第12集会室で開き第1編第2章を学習しました。

 討論では「156ページの『交換の歴史的な拡大と深化は、商品の本性のうちに眠っている使用価値と価値との対立を発展させる』とはどの様な事か」「商品交換が広がると物物交換では交換が出来なくなり必然的に貨幣を仲立ちとするようになり、交換を価値の自立的形態である貨幣を仲立ちにして、売りと買いに分裂させます。交換は出来るようになるが、この分裂によって新たな矛盾が生まれる事を言っている」「161ページの『この二つの規定の混同は、金銀の価値を想像的なものとみなす誤った考えを生み出した』とあるが、具体的にはどのような事か」「商品の価値は、商品それ自体の中に内在的な価値としてある。それが感覚的に分かるように姿を取って表す事を価値形態と言う。『交換過程は、この過程が貨幣に転化させる商品にそのかちを与える』とは商品の価値が交換を通して商品に外から与えるものと考える事は誤りであり、正しくは『その独特な価値形態を与える』と行っているように商品に内在する価値を交換を通して外に出てくる。始めのような見方は『金銀の価値を想像的なものと見なす誤り』と行っている」「161ページの『特殊的商品』と『一般的商品』と具体的に何か」「価値形態論で説明しているが、貨幣商品は、どの商品とも交換できるので『一般的商品』と言い、貨幣以外の商品は貨幣商品としか交換できないので『特殊的商品』と言う」などの意見が出ました。

◆次回は、3月26日(木)午後6時30分より8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、第1篇、第3章「貨幣または商品流通」。持ち物は、新版、又は新書版『資本論』第一分冊。

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