「日本と世界の近現代史」第16回学習会・夜の部開く 第3章「20世紀末~21世紀初頭の資本主義」の世界1「自然・環境」~4「イデオロギー」を学習


静岡市社会科学学習会は、第16回学習会・夜の部を7月10(金)日に開き「『資本論』を読むための年表」の「第3章20世紀末~21世紀初頭の資本主義」の世界1~4」を読み合わせ、意見交換を行いました。

 意見交換では、「テキスト83ページに『ナノテク』とあるが何のことか」「ナノテクノロジーの略だと思う。82ページで『今日では機械工業の原理(客観的分割原理)と、とめどもなくすすみ、ナノメートルを超える『分割』にまで工学技術が発展していきます』とあり、この事にではないか」「生産力発展の秘密として手工業の原理から機械工業の原理への転換を取り上げ、今日ではこの転換、客観的分割が『情報世界』でおこり、ICT革命の原理となり、それが現代資本主義の生産力の飛躍的発展の要因としている」「テキストの88ページに『家族のあり方は、女性とジェンター平等の問題、高齢化社会などの問題と深くかかわっています』とあるが、女性の自立とりわけ経済的な自立の問題が書かれていないのは何故か」「この文書のテーマとして『性と生殖に関する健康と権利の概念』を取り上げている。この角度からの問題提起であり、認識の問題として取り上げている」「89ページには『すべてのカップルと個人が、自分たちの子供の数、出産間隔、出産する時期を自由にかつ責任をもって決定でき、そのための情報と手段を得ることができるという基本的権利』と書いてある」などの意見が出ました。

◆次回は、8月14日(金)午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第42集会室。内容は、第3章「20世紀末~21世紀初頭の資本主義」の世界の5と日本。持ち物は、「『資本論』を読むための年表」(学習の友社)

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