現代経済学習会 『経済』11月号掲載論文「〈座談会〉日米経済関係の構造と特徴」を読み合わせ、意見交換する


静岡市社会科学学習会は、12月15日(火)「現代経済学習会」を「アイセル21」で開き「座談会・日米経済関係の構造と特徴」を読み合わせ、意見交換を行いました。

 討論では「座談会の中で『巨大資本の関係では相互依存、相互浸透が進んでいるのに、それを国家間の対立にしなければならない理由はなんでしょうか』と問いかけられ『金融界は米中分離に反対しているし、グローバル資本も反対している』『軍事的優位を保つことがトランプのねらい…アメリカの軍事産業は規模も大きい』と言っているが」「米中対立は、アメリカが中国の経済的軍事的に力を付けている事に危機感を持ち対立をあおり経済的な対抗措置を取り、中国も覇権主義の動きを加速させ国際法を無視する行動をしている。」「第一次世界大戦、第二次世界大戦は、植民地の獲得や再編をめぐる大国間の対立が戦争へと進んでいったが、今も米国が築いた世界秩序に中国が軍事経済敵に挑戦する構図があり、戦争へと発展する危険がある」「米国は本当に中国との戦争を望んでいるのか、中国の覇権主義的動きには対抗するが、あくまでも米中の経済覇権の争いではないか」「米中対立の中で米国追随で良いか問われる。自民党政権では属国化の道しかない。野党連合政権を作り、従属外交から自主外交に転換する必要がある」など意見が出ました。

◆次回は、2021年1月19日(火)午後6時30分から8時30分。会場は、「アイセル21」第42集会室。内容は、「AI革命の歴史的意義と資本主義的充用」の読み合わせと討論。持ち物は、『経済』1月号。

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