『経済』2月号掲載論文「日本経済の長期停滞はなぜか」を学習


2月21日(火)「現代経済学習会」を「アイセル21」でを開き、5名が参加し、『経済』2月号掲載の「日本経済の長期停滞はなぜか」を読み合わせ、討議しました。(下記の写真)
討議の中では次のような疑問や意見が出されました。「企業物価も16年10月まで19ヵ月連続でマイナス」とあるが「企業物価」とは。「日本経済の再生にとってアベノミクスは失敗しているが、アベノミクスは、家計から大企業と富裕層へ所得を移転することが目的で、その意味では成功しているのではないか」。
「マルクスは晩年、エコロジーなどに関心を持ち最後まで研究を意欲的に進めていた」。「現在経済の軍事化が進んでいるが、これはアベノミクスの経済政策ではないか」。「金融緩和による貨幣流通量の増大は、なぜインフレを起こさないのか」。「日本経済は戦前は日本帝国主義の侵略を支える経済、戦後はアメリカの軍事政策に協力しその事を通して大企業の成長を促してきた。国民生活を顧みない事が特徴では。」「トランプは多国籍企業の海外移転で米国経済の疲弊を彼のやり方で問題にしているが、これは成功するのか」「トランプのTPP反対と日本での反対とはどの様な関係か」など時間まで活発に話し合いました。
次回は、3月28日(火)午後6時30分から8時30分、「アイセル21」12集会室にて、『経済』3月号掲載の「安倍軍拡と経団連・軍需産業の動き」(佐々木憲昭)を読み合わせ、討議します。ぜひご参加ください。

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