『資本論』学習会、第3章、第2節の「a商品変態」を学習


5月11日(木)第12回『資本論』学習会を開き8名が参加しました。
第3章「貨幣または商品流通」の第2節のa「商品変態」の部分を読み合わせ、渡辺さんがレジュメしたがってポイントを説明しました。討論の中では、「本文の中で『それらが使用価値である人の手に移行させる限りにおいて、それは社会的素材変換である。』とあり、また別の所では『社会的素材変換を媒介する諸商品の形態変換または変態だけを考察しなければならない。』とあるがこの違いは」との質問と「今回読み合わせた部分で初めて『恐慌の可能性を、とはいえただ可能性のみを、含んでいる』とありこの部分は重要ではないか」との意見がありました。
これに対して「マルクスは本文の中で『蛹化』という言葉を使い、商品が貨幣に変換されることの意味を語っているのではないか。商品の素材の変換だけに目を奪われずにその形態がすなわち使用価値から価値へ形態が変換している、変態している事に注目する事の大切さを語っているのでは」、「今回の所では恐慌の可能性と言う事が言われているが、貨幣恐慌の発生については十分に語られていない。これから資本が出てくる部分でさらに説明されるのでは」との意見が出されました。
◇次回は5月25日(木)午後6時30分より、場所は「アイセル21」第12集会室にて、内容は第3章「貨幣または商品流通」の第2節「b貨幣通流」と「c鋳貨。価値章標」です。

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