『経済』5月号掲載「『資本論』第1巻の魅力」を学びました


5月16日(火)「現代経済学習会」を「アイセル21」にて開き、「『資本論』第1巻の魅力」を読み合わせて討議をしました。
討論では、「剰余価値とは何か」「『資本論』全3巻はどの様な内容か」「資本主義社会は、労働者、資本家、地主の3大階級で構成と言われているが、日本や中国では地主がいるのか」「資本の有機的構成の高度化は社会主義ではどうなるか」などの質問に次のような意見が出されました。「人類社会は生産力を発展させきた。今は短時間の労働で国民全体の生活に必要なものを生産できる。剰余生産物は生産手段を所有していると言う事で資本家の私有となっている。これが剰余価値では」「『資本論』第1巻は資本の生産過程の分析、第2巻は流通過程の分析、第3巻は利潤、利子、地代などの分析が主な内容」」「戦後日本は農地改革で農地の地主は無くなったが、山林や居住地では地主がいる」「中国では革命闘争の中で地主の土地は農民に解放されて行った。これが革命の成功に大きな力となつたのではないか」「社会主義になっても生産手段に対する投資は増えていくが、それが有機的構成の高度化として問題になることはない」など討論がおこなわれました。
◇次回は6月20日(火)午後6時30分より8時30分、「アイセル21」第12集会室、内容は『経済』6月号の「平和主義と戦後日本経済の発展」と「生活苦を食いものにする大銀行カードローン」の二つを読み合わせ、討議します。

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