「日本近現代史を読む」第2回学習会・夜の部、第1章「開国-社会変動の序章」、第2章「明治維新-改革と近代化」を学ぶ


「日本近現代史を読む」第2回学習会・夜の部を23日に開き、9名が参加、「制限」第一章・開国ー社会変動の序章」「第2章・明治維新ー改革と近代化」を読み合わせし意見交換を行いました。
意見交換では、「欧米強国が作り上げた国際秩序ー世界を文明国、半未開国、未開国の3つに区分し、文明国とはキリスト教国の事というが、それはどの様な事か」「17世紀のドイツを中心として起こった宗教戦争後、講和条約としてウェストファリア条約が結ばれ、主権国家間の国際関係である主権国家体制が成立したという意義があるが、これには本文にあるような大きな問題もあるのではないか」「本文では『近代天皇制国家を成立させていった政治変革・社会変革の過程を明治維新と呼んでいる』と書かれているが、この明治維新という言い方は、いつからどの様な狙いで言ったのか、またそれまで政治的権力が無かった天皇を政治の全面に出してきた狙いは何か」「当時は、『一新』や『維新』という言葉で明治維新の事を言っていたと思う。この言葉には、新しい世の中を願う庶民の願いや期待がこめられていたのではないか。これがその後『御一新』となり、『御日様』=天皇とむすびつけられ、すり替えられたのではないか」「明治維新は、強力なリーダーいなく進んだ変革で、世界的に見ても特殊ではないか。また、徳川家を残そうとする公武合体派も薩長の倒幕派も公家と結び、天皇を自分たちの政治目的のために利用したのではないか」など意見交換を行いました。
次回は、3月23日(金)午後6時30分より、会場は、「アイセル21」第12集会室、内容、内容「第3章-自由民権運動-国家路線の選択」、「第4章-日清戦争-国際関係の変動」の読み合わせ討論、持ち物、「日本近現代史を読む」

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