「日本近現代史を読む」第2回学習会・昼の部、第1章「開国-社会変動の序章」、第2章「明治維新-改革と近代化」を学ぶ


第2回学習会を2月23日に開き、第一章と第2章を読み合わせし、討論を行いました。
討論では、「13ページにペリーの航路が掲載されているが、西海岸ノーフォーマを出でケープタウンを通り日本に来ている。これを見ると、アメリカに日本開国を求めるアメリカの要求の強さがよくわかる。そして那覇をキーストンとして使っている。沖縄はこの時期からアメリカにとっては、アジア侵略の要石だったのではと思う」「当時中国などは半植民地となっていたが、日本は明治維新によって独立を維持した。と書いてあるが、その背景に、幕府の対応にも原因があったのでは、ハリスと交渉を担当した幕府の役人の交渉能力が高かったのではないか」「明治になって政府は、自らの政権を正当かするため、幕府の無能を強調したのではないか」「明治維新の前に民衆が伊勢神宮のお札がふったとして、『ええじゃないか』と乱舞した。というがこの背後には、武力によって幕府を倒す当時の倒幕勢力動きがあったのではないか、明治維新の露払いのとしての行われたのではないか」「幕末の貿易を見ると、貿易相手国としてイギリスが8割を占めている。イギリスは日本との貿易で莫大な利益を上げたのではないか。またこの時期、アメリカは南北戦争などがあり、貿易どころではなかったのでは」「福沢諭吉の評価で、『学問のすすめ』で教育の重要性を説いたなどの面があるが、同時に『脱亜論』などで、アジアへの侵略を主張するなどの面もみなければいけないのではないか」「明治22年に大規模な市町村合併が行われた背景として、小学校建設の財源をつくるため、小さな規模だった村では学校建設ができないため、合併が進められたのではないか」「『農民に対しては、田畑への作付けの自由を認め、…地券を交付した』とあるが、江戸時代の豪農などに『地券』が交付された。農民すべてが対象でなかったのではないか」など意見が出で討論を行いました。
次回は、3月23日(金)午後2時より、会場は、「アイセル21」第42集会室、内容、内容「第3章-自由民権運動-国家路線の選択」、「第4章-日清戦争-国際関係の変動」の読み合わせ討論、持ち物、「日本近現代史を読む」

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