第33回『資本論』学習会「分業とマニュファクチュア」第4節、5節を学習


4月26日(木)「アイセル21」にて『資本論』学習会を開きました。 第12章の第4節と第5節を読み合わせとポイント説明を行い討論に入りました。
討論では、「本文で『一般的分業』『特殊的分業』『個別的分業』と言っているがこれは何か」「マルクスは、シュトルヒの『経済学講義』などから引用してこの言葉を使っているが、マルクスは社会的内部の分業とマニュファクチュア内部の分業に分類しているのでは」「マルクスはマニュファクチュア分業が、個々の労働者を不具にすることによって発展する事を告発しているが、この視点が大事だと思う」「『同職組合』とは何か」「中世~近世にかけて商工業者の間で結成された各種の職業別組合事を言っているのではなないか。又マルクスは、同職組合の親方が資本家になる事を防止するため、徒弟の数を制限している」「第5節の最後で『マニュファクチュア分業のこの生産物そのものが機械を生産した』と言っているが、これは次の第13章『機械設備と大工業』へと繋げる文書ではないか。分業の発展が生産力を発展させ、同時にその限界を突破する機械を生み出した事を言っている。マニュファクチュア分業が機械を生み出した弁証法的発展の観点があるのではないか」など話合いました。
次回は、5月10日(木)午後6時30分から。会場は、「アイセル21」第11集会室。内容は、第13章「機械と大工業」の第1節「機械の発達」。持ち物は、新日本新書版『資本論』第3分冊です。

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