パワハラは許さないために、たたかう労働組合を働く者の中に!


今回の11月号の学習会は、吉田豊愛知県学習協会長の「ハラスメントを生み出すゆがんだ経済」をまず読合せしました。職場におけるパワハラ・イジメには、それを合理化できる理由などはないと断言します。人はそれぞれ自分らしさ(個性)のある個人としての尊厳を持ち「みんなちがって、みんないい」のです。パワハラは、どんな場合でも人権侵害で許されません。ブッラク企業などでは、戦略的にパワハラ・差別などイジメが行われています。ハラスメントは会社のブラック度を示す指標です。会社内のイジメは個人的なものではなく、雇用者・管理者はそれをなくす責任があります。そうでないと、イジメがいつの間にか「会社の文化」になってしまい、職場の人間関係がズタズタにされ、「恐怖」が支配するようになる。また、「よくあること」と見過ごされ会社が不健康になっていきます。職場や労働者の近くに、たたかう労働組合や語り学びあう集団があれば、パワハラを許さない職場をつくることができます。私達は、被害を受けている人の訴えをていねいに聞き取り、私達の運動で働くルールを確立していきましょうと訴えます。

次に、島田渡弁護士の「パワハラとどう闘うか」を読合わせしました。この中で、パワハラをどう証明するのかとして、最も有効なのが録音すること。メモも有効と言います。討議で現在は一日フルに録音できる安価な機材があると知りました。