『資本論』学習会 第7章「剰余価値率」第1節「労働力の搾取度」などを学ぶ


10月26日(木)第21回『資本論』学習会を開き6名が参加しました。『資本論』本文の読み合わせとポイント説明の後、討論に入りました。
「マルクスは、生産物価値を説明する所で、不変資本部分の計算を『価値形成においては難の役割を演じない』として、その計算例を示しているが、ここの理解は」「マルクスは、1871年当時の剰余価値率を計算するに詳しい例で計算しているが、計算の内容が正確か?」「当時のイギリス通貨の計算が複雑で改めて計算して確認する必要があるのでは」「ポイント説明の中で『現在日本の剰余価値を計算』する、として泉弘志氏の計算例を示しているが、剰余価値率は低く計算されているのではないか。これをどの様に理解するか?」「計算に当たって政府が発表している数値を使用しているので全労働者の平均値となっている。」「サービス産業で働く労働者は価値の生産に直接参加していないのにこの計算ではサービス労働者の搾取率も入っているので、現実の厳しい労働現場は反映されていないのでは」「産業労働者だけでなく、第三次産業で働く労働者も計算に入っているので、剰余価値率が低く計算されるのではなかい」など意見、疑問が出されました。
◇次回は、11月9日(木)午後6時30分より、会場は「アイセル21」第12集会室、内容は第7章、第3節「シーニアの『最後の1時間』」と第4節「剰余生産物」です。持ち物は『資本論』第2分冊です。