「君たちはどう生きる」働きはじめたあなたに 社会は変えられる-社会科学の学習を!


静岡支部『学習の友』学習会

今回は4月号です。4つの記事を読合せしました。その中で「職場や労働条件は変えられる 労働組合と憲法はその力」(長久啓太岡山県学習協事務局長)を紹介します。4月に新たに働きはじめる人に、そのことで「変わること」は、何かあるか問います。一つは生活時間。通勤、残業等で生活時間が削られていないか。二つは、人間関係です。仕事をつうじて生まれる新しい出会いは、働き続けるための大事な要素といいます。三つは賃金です。賃金の多い少ないは生活の質を決める大事な問題です。ほかにもさまざま、経験をするのでしょう。働きはじめたみなさんに、もうひとつ考えてほしいと訴えます。「環境に順応することと同時に、その環境をより良いものにするために、あなた自身がどのような行動をするか」です。「どう生きるか」という問題です。漫画「君たちはどう生きるか」を紹介し、主人公「コペルくん」が社会や人間の本質を問い、苦悩しながら人間らしい生き方を考え、「発見」していく。自分の経験を積み上げていくことと同時に、歴史的出来事にも学び、ものごとの本質や、「どう生きるか」の問いを豊かにつかむことができると言います。自分らしく働き生きるためにも、社会のあり方や仕組みに目を向けよう、労働組合の役割、「人間らしい」「あなたらしい生活」をまもる日本国憲法にも。そのために社会科学の学習をと訴えています。