第37回「現代経済学習会」開く『経済』12月「産業構造転換と新たな都市戦略-スーパーシティ構想とその問題点」を学ぶ


12月17日(火)「現代経済学習会」を「アイセル21」で開き「経済」12月合を読み合わせ、意見交換を行いました。

 討論では、「44ページに『本気でコンパクト化を進めようとしている自治体は少数』とあるが、静岡市はどうか」「今清水区で大きな問題になっている区役所と桜ヶ丘病院の移転は、清水駅中心の街づくりの具体化で、この街作りが市民の合意なしに強行するものである。これはコンパクトシティの具体化と言える。葵区、駿河区でも駅中心の街作りが進められている」「論文の中で、高度成長期の都市作りは建設投資に依拠していた。との指摘があり、スーパーシティ構想の狙いでも『人口減少にもかかわらず、首都圏への集中、大都市への集中、地方中心都市への集中を進めると、持続的な建設投資が保証される。このような建設投資確保も日本ではもう一つの目的となる』との指摘がある。建設事業者によるハコ物作の政策は一貫している」「政府の『スーパーシティ構想』の資料では『自動走行・自動配送』『遠隔教育』『遠隔医療・介護』などを上げ、社会問題がAIやIOTなど技術革新で解決できるかのような想定になっているが過疎問題、医療介護問題など解決にはつながらない」など意見が出ました。

◆次回は、日時、1月21日(火)午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、「2020年の世界経済をどうみるか」読み合わせ、討論。持ち物は、『経済』誌 2020年1月号。

『資本論』第3部学習会


浜松にて「資本論」第3部学習会を1月18日(土)より開催します。