第6回『資本論』第一部学習会 第1篇「商品と貨幣」第3章「貨幣または商品流通」を学習する


3月26日(木)「アイセル21」にて『資本論』学習会を開き第4章「貨幣または商品流通」を学習しました。

 討論では「173ページの度量単位と度量標準の事が書かれているが、この二つの関係を掴む事が大切ではないか」「175ページ『貨幣価値の上昇はそれに比例する商品の価格の低下を引きおこし、また、貨幣価値の低下はそれに比例する商品価格の上昇を引きおこすということには決してならない』とはどの様な事か」「その文書の少し前に『商品価格の運動にかんしては、一般に、すでに展開された簡単な相対的価値表現の諸法則があてはまる』とある。この諸法則は97ページの『相対的価値形態の量的規定性』の内容が参考になる」「208ページ『貨幣を流通させるためには、一定数の主要物品の価格が、一方の場合には上昇すれば、他方の場合には低下すれば、それで十分である』とは?」「マルクスは、『流通する貨幣の総量は…諸商品の価格変動の結果として増減するからである。そのためには、すべての商品の価格が同時に上がったり下がったりする必要はまったくない』と言っている。全ての商品ではなのではないか」など話合いました。

◆次回は、4月9日(木)午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、第4章「貨幣の資本への転化」。持ち物は、『資本論』第1部(新版・新日本新書版の第2分冊)です。