暮らしを破壊する新自由主義の政治=身近でも起きている自民党政治の弊害


今回は、特集記事の「新自由主義とは何か―弊害とその克服にむけて」(島根県学習協会長・島根大学教員関耕平)他3件を読合せしました。安倍政権とそれを「継承」する菅政権がとる新自由主義とは何か。日本では特に小泉政権が「三位一体改革」によって地方交付税などが大幅に削減、「平成の大合併」によって住民サービスの低下がおこります。また、社会保障も大幅に削減されて行きます。背景には、企業活動のグローバル化がある。企業のもうけに直接つながらないものは「無駄」とみなされ削減されます。筆者の地元松江市で大雪となっても除雪車が財政難で手放しており、都市機能が1週間麻痺したという事態が起こります。討論では、我々の地域で同様のことはないかとの問いに。「蒲原は合併させられ、以前は川の掃除が町の財政でできていたが、今は静岡市の財政でお金がおりてこず、放置させられているようだ。」「基準財政需要額という計算式があって、市を維持するための必要額をかなりち密に算定する。そこで足りないと国からお金が下りてくる。行政区が大きくなると以前よりち密でなくなり、結果足りなくなるというのがある。」「三位一体改革では、結果として地方から財政を引き上げてしまった。」「その時の国税と地方税の税率変更で、自分は国税(税率フラット化で)も地方税も上がった。」などが語られました。