『経済』8・9月号の「『財界支配の研究』(上・下)-佐々木憲昭」を読み合わせ、意見交換をする


9月18日(火)「現代経済学習会」を「アイセル21」で開き「『財界支配の研究』上・下」を読み合わせと意見交換を行いました。
討論では「今日の『安倍一強』言われる政治システムは、橋本行革によって作られた。と言われるが、今日の姿を当時から見越していたのか」「日米財界の要求をストレートに政策に反映するための行政システム、官邸主導、官僚機構の改革などは橋本行革がそのスタートであった」「大企業の多国籍企業化は、アメリカの強力な圧力によって行われ、その事によってアメリカ企業に対抗する競争力を持つ事を考えたが、その結果は、日本の企業の競争力は毀損され、日本経済の強さの根源も破壊されたとの見方は、今日の日本経済の現状と今後の方向を考える上で重要と思う」「安倍一強による強権政治と独占資本の支配力の弱体化と、どの様に見たら良いか」「90年代以前の大企業は、職場での労働者支配、下請けなどによる中小企業への支配力などを自ら持っていたが、この力が多国籍企業化の選択によって失われ、もっぱら強権的な方法で自らの意思を国民に押しつけている。この矛盾は深刻ではないか。その政治的な代理人が『安倍一強』政治として現れているのではないか」など意見が出ました。
次回は、日時は、10月16日(火)午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、「ガラパゴス化する日本のエネルギー・温暖化政策」の読み合わせと討論。持ち物は、『経済』10月号です。

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