第46回『資本論』学習会 第5篇、第14章「絶対的および相対的剰余価値」を学習する


11月22日木曜「アイセル21」にて『資本論』学習会を開き第5篇第14章「絶対的および相対的剰余価値」を読み合わせ、ポイント説明を行い討論に入りました。
討論では、生産的労働について「ここで言う生産的労働とは、価値を生産する労働の事を言っているのか」「価値と剰余価値を生産する労働は、直接に物的生産を行っている労働者で、技師や設計、工場事務、監督労働者の一部などは、価値も剰余価値も生産せず、この人たちが資本家に利潤をもたらすが、それは直接生産者が生産した価値が配分されているのではないか」「本文で『生産的に労働するためには、みずから手をくだすことはもはや必要ではない。総労働者の器官となって、そのなんらかの部分機能を果たせば十分』と言っているように、直接に物的生産をしていなくても、部分機能を果たす事によって、価値も剰余価値もこの人たちは生産をしているのではないか」「部分機能の例として工場の外での労働、例えばセールス労働者の労働はこの部分機能となるのか、この人たちも資本家に利潤を与えているので生産的労働と言う事になるのか」「セールス労働は、工場の外での労働だから部分機能とは言えない」など話合いました。
次回は、12月13日(木)午後6時30分より。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、第15章「労働力の価格と剰余価値との量的変動」、第16章「剰余価値率をあらわす種々の定式」。持ち物は、新日本新書版『資本論』第3分冊。

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