「日本近現代史を読む」学習会・夜の部、開く 第19章「敗戦」、第20章「戦後改革から占領政策の転換へ」を読み合わせ、意見交換をする。


「日本近現代史を読む」第11回学習会・夜の部を23日に開き、6名が参加、第19章「敗戦」と第20章「戦後改革から占領政策の転換へ」を読み合わせし意見交換を行いました。また、今回の学習会から新しい参加者が2名増えました。
意見交換では、日本占領が米軍の単独占領となったは事について「日本の占領は、米軍の単独占領だだが占領政策はポツダム宣言にその基本があり、単独占領といえどもアメリカのやりたい放題とは言えないのではないか」「確かに日本の非軍事化、日本の民主化は国際社会の強い意志が働いていたが、後半には国際世論を無視し、アメリカの世界戦略に沿う形で米軍基地使用の継続、警察予備隊の創設などが行われた」「占領政策の転換を許した要因として、アメリカの事実上単独占領が大きな要因で、単独占領でなければ、戦後の日本のあり方も違う形になったのではないか」「アメリカの占領政策の変更には、アジアでの国際情勢の変化、当初は中国を拠点としてソ連などと対峙していく構想であったが、中国に共産党政権が誕生したため、日本をソ連封じ込め、冷戦を遂行する最前線基地とする必要が出てきた。そのため日本の民主化政策を途中でやめ逆に共産党の弾圧や労働運動の規制に乗り出すと言う事が行われた」「日本国憲法を押しつけ憲法と言うが、確かに明治憲法を手直し程度での憲法改正を考えていた人々にとっては、現憲法はアメリカによる押しつけであるが、多くの国民にとって受け入れられる民主的な憲法であるのではないか」など意見が出ました。
次回は、日時は、12月21日(金)午後6時30分より。会場は、「アイセル21」42集会室。内容は、第21章「サンフランシスコ講和会議と日本の戦後処理」、第22章「日米安保体制と高度成長」。持ち物は、「日本近現代史を読む」(新日本出版社)。

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