『資本論』学習会 第15章「労働力の価格と剰余価値との量的変動」、第16章「剰余価値率をあらわす種々の定式」を学ぶ


12月13日(木)第47回『資本論』学習会を開きました。 第15章と第16章を読み合わせしポイント説明の後、討論に入りました。
討論では「『労働の生産力』と『労働の強度』とはどの様に違うのか」「『労働の生産力の増大とは、新しい生産手段により、同一時間内で、古い生産手段よりより多くの生産物を生産する事』これに対して『労働の強度の増大とは、同一時間内での労働支出の増加の事で、強度のより大きい労働日は、同じ時間数の強度のより小さい労働日よりも、より多くの生産物』を生産する事」「生活手段の『総量そのものは、労働生産力が上昇する場合には、労働力の価格と剰余価値とのあいだになんらかの大きさの変動がなくても、労働者と資本家とにとって、同時にそして同じ割合で増大しうる』と言っているがこの意味は」「労働生産力の増大で、生産物の価値は下がりこれにより労働力の価値も低下する。しかし、そして、この条件の下で『労働力の価格と剰余価値』大きさに変動がなければ、これは、資本家は剰余価値が増大し、労働者は賃金が労働の価値上に上昇する事であり、ここで書かれているよう生活手段の総量そのものもは『同時にそして同じ割合で増大しうる』のではないか」「16章で分配率の事を取り上げているが、搾取を覆い隠す役割もある」など意見が出ました。
次回は、日時は、12月27日(木)午後6時30分より、会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、第17章「労働力の価値または価格の労賃への転化」。持ち物は、新日本新書版『資本論』第4分冊。

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