やめさせよう安倍政権2つの国づくり 市民と野党の本気の共闘で!


静岡市『学習の友』学習会が7月10日(水)に開催されました。

 今回は7月号です。「安倍政治とは何だったのか すすむ軍事大国化と大企業中心社会―安倍政権の6年半を振り返る」(山田敬男労働者教育協会会長)を読合せしました。まず、安倍政権の「2つの国」づくり(「世界で一番企業が活躍しやすい国」・「海外で戦争する国」)の特徴等を整理し、やめさせる国民的根拠を明らかにしています。結果は経済の長期停滞と2極分化です。政府統計のデータからも、深刻な「消費不況」が続き、日本の富裕層上位40人の資産が人口の半分(6千万人)の資産合計に匹敵しています。また、集団的自衛権発動の体制づくりを踏まえ改憲の動きに拍車がかかると同時に、軍備の増強を推し進めています。それも辺野古新基地問題にみられるように民意を無視してです。安倍内閣は、対米従属のもとで新自由主義的改革と軍事大国化を追求する内閣といえます。それにもかかわらず、支持率が相対的に高いのはなぜか。それは「市民と野党の共闘」が本格的になっていない実情を反映して、不満はあっても野党から政治変革の構造が示されていないし、とりあえず仕方がないという消極的支持がかなり多いのではないかと、指摘します。参議院選挙で本気の「共闘」が求められると訴えます。討論では、参議院選挙の全国の野党共闘の状況が本気の「共闘」に相応しくなっているのか、などの議論がありました。

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