第32回現代経済学習会 「すすむ法人税の『空洞化』、あるべき税源」を読み合わせ、意見交換をする


7月16日(火)「現代経済学習会」を「アイセル21」で開き、『経済』7月号の「すすむ法人税の『空洞化』あるべき税源」を読み合わせ、意見交換を行いました。

 討論では、「企業の収益構造の変化として、受取配当を指摘しているが本文で、「2004年ころから急激に減税効果か増加している」との指摘がある。日立の清水工場も2000年に子会社となり、利益は全部本社に『受取配当』として移動した。それまで課税されていたがこの事により減税される事になった」「今回の分析の結果として『大企業では『景気後退』の影響がほとんどなく減収の要因はほとんどが減税や収益構造の変化で説明されているのに対して、中小・中堅企業では『景気後退』の影響をもろに受けていると言う事である。このように大企業と中小企業とでは、法人税減収の要因に大きな違いがある』との指摘に改めて驚いている」「本文で特別損失の事を触れ不動産や株価の事を指摘しているが、リストラ費用もあるのではないか。この事により利益を小さく見せる効果がる」「本文で中小企業の場合…景気悪化で経営が苦しくなった分を税率引き下げによる負担軽減で、何とか補っているという面もある。と指摘があり、総選挙での共産党の『財源提案』は、現実も踏まえての具体化だった」など意見が出ました。

◆次回は、日時は、8月20日(火)午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、「武力によらない安全保障は可能だ」読み合わせと討論。持ち物は、『経済』誌 2019年8月号。

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