『資本論』第1部学習会 第23章、第5節「資本主義的蓄積の一般法則の例証」e 大ブリテンの農業プロレタリアートを学習する


8月8日(木)第61回『資本論』学習会を開き、第23章第5節e大ブリテンの農業プロレタリアートを読み合わせ討議しました。

 討論では「本文で『資本主義的生産および蓄積の敵対的性格が、イギリスの農業(牧畜を含む)の進歩とイギリス農村労働者の退歩とに示されていめほど、残忍に実証されているところはどこにもない。彼らの現状に移るまえにざっと回顧しておこう』と書いて有るがどのような事か」「イギリスの農業は資本家が土地を地主から借り労働者雇い生産をしている。そのため農業労働者は激しく搾取された。その実例は本文で詳しく紹介されている」「一七七一年の農村労働者にかんする報告を見ると、当時の農村労働者は『豊かに生活し富を蓄積することができた』一四世紀末の農村労働者と比較しても、きわめてみじめな役割を演じていると紹介されている」「本文で『イングランドの東部では、この悪循環のみごとな成果ーいわゆる労働隊制度ーがさかんに行われている』と書かれているが、これは今日の日本で言えば派遣会社で働いている労働者の事だと思う」「本文で、当時の農村労働者の衛生環境の酷さが紹介されている時に『日本では生活諸条件の循環はもっと清潔に行われている』と日本の江戸時代の事が紹介されている」などの意見が出ました。

◆次回は、日時は、8月22日(木)午後6時30分~8時30分。会場は、「アイセル21」第12集会室。内容は、第5節「資本主義的蓄積の一般法則の例証」fアイルランド。持ち物は、新日本新書版『資本論』第4分冊。

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