「日本と世界の近現代史」第9回学習会・夜の部開く 「『資本論』を読むための年表」、第1章「世界の資本主義の生成と発展の歴史」の1~6を読み合わせ、意見交換する。


第9回学習会・夜の部を8日に開き「『資本論』を読むための年表」第1章の1~6を読み合わせ、意見交換を行いました。

 意見交換では、「『直接的生産者の収奪は、無慈悲きわまる野蛮さで、もっとも恥知らずで汚らしくて、もっとも狭量で憎むべき欲情の衝動によって遂行される』とあるが、具体的にはイメージしにくく、本当にそのような事が行われたのかと思ってしまう」「資料にも出したが、日本での本源的蓄積では、大規模な農民への暴力的な土地収奪という事が無かったのでイメージしにくいとは思う。しかし『資本論』の中では具体的な事が書かれている。それを読むとマルクスがこのような激しい言葉を使った事も理解できる」「『商品でないもろもろの物、たとえば良心、名誉などが、その所有者によって貨幣で売られる物となり、こうしてその価格を通して商品形態を受け取ることがありうる』とは何のことか」「商品は価値を持つことによって価格を持つが、逆に価格を持つ事によって商品として扱われる事を言っている」「『地中からわき出たような全人口ーこのような生産諸力が社会的労働の胎内にまどろんでいたことを、これまでのどの世紀が予想したであろうか』とあるが何のことか」「資本主義社会になって人口が急速に増えていった事を指している。産業革命により生産力が急速に拡大し、それにより労働者人口が急速に増えた事ではないか」など意見が出ました。

◆次回は、12月13日(金)午後6時30分から。会場は、「アイセル21」第11集会室。内容は、テキストの第1章7の読み合わせ、意見交換。テキストは、「『資本論』を読むための年表」。

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