『経済』6月号「日本経済の現局面」と「破局の世界経済」を読み合わせ、意見交換する


6月16日(火)「現代経済学習会」を「アイセル21」で開き「[緊急企画]『新型コロナ危機』と日本経済」の二つの論文を読み合わせ、意見交換を行いました。

 討論では「『日本経済の現局面』で『現在の経済社会は疫病への対応力をほとんど持ち合わせていない』と『発達社会自体が人の移動を通じてコロナ肺炎を世界中に伝播させ』との指摘があるが、過去のパンデミックと比較して疑問がある」「大企業などではテレワークなどを活用してさらに人員の削減などをしてくるのではないか」「そのような恐れはあるが、これと闘う事が必要ではないか」「全国で行っている『命と暮らしを守るホットライン』でアンケートをしている。その中で60%の人が政府の対策を支持していない。支持しているのは10%と言う結果が出ている」「論文の中で『日本経済はアベノミクスによって、コロナ・ショック以前にすでに停滞していたという事である。このことは、仮にコロン肺炎が終息したとしても、日本経済が停滞から脱出することは困難である事を意味する』との指摘がある。コロナ危機は、日本経済の問題、矛盾を表に出したとも言える」「次回は『空洞化・属国化の克服と新たな資本主義の模索』を学習する。闘いはこれからだと言える」など意見が出ました。

◆次回は、日時7月21日(火)午後6時30分~8時30分。会場「アイセル21」第42集会室。内容「空洞化・属国化の克服と新たな資本主義の模索」。持ち物 『経済』誌 2020年7月号。

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